ブログをお読みいただきありがとうございます!
でも……映画の撮影現場って、どんな種類の仕事があるのかわからない……。
今回はそんな方に向けて、映画業界(撮影現場)の仕事についてご紹介します!
「芸能に関わる仕事をしたい・就職したい」と考えている方の参考にしていただけたらうれしいです。
ぜひ最後までお読みください!
こんな方におすすめ
- 映画業界で働きたい方
- 映画・ドラマの撮影現場で働きたい方
- 芸能に関わる仕事がしたい方
映画業界(撮影現場)の仕事・種類とは?【芸能に関わる仕事・就職】
映画のエンドロールを見ると、その作品に関わった(キャスト・スタッフなど)多くの人たちの名前が羅列されていますよね。
想像以上に多くの人が関わっていることを知って驚いた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
映画作りには、小さな規模の撮影現場でも20名近くの関係者(キャストとスタッフ)が参加します。
(予算規模が大きくなれば、そのぶん関係者の数も多くなります)
けれど、その多くの関係者たちが具体的にどのような仕事内容を受け持っているのかは、案外わかりにくいかもしれません。
というわけで、今回は映画業界(撮影現場)で働く人たちの仕事内容・種類についてご紹介させていただきます!
さっそく順番に見ていきましょう。
映画スタッフの役割・仕事内容
プロデューサー
映画の企画開発から、資金調達、撮影〜編集、劇場公開まで、映画製作というひとつのプロジェクトを率いる責任者です。
そのプロジェクトを成功させるための、ビジネスとしてのリーダーですから、もっとも大きな権限を持っています。
なお、映画に出資している会社の代表は「製作プロデューサー」、その中でも幹事を務める会社の代表が「エグゼクティブ・プロデューサー」と呼ばれます。
また、撮影現場に関わり、予算管理・スケジュール管理をするのが「制作プロデューサー」「ラインプロデューサー」という肩書きになります。
製作部
プロデューサーの仕事を補佐する仕事です。
キャスティング交渉、ロケ地探し、撮影予算の見積もり、撮影スタッフの統制、安全管理、食事・宿泊の対応、交通整理やトラブル対応などあらゆる雑用まで手がけます。
また、助監督のように「チーフ」や「セカンド」という呼称ではなく、「製作担当」「製作主任」「製作進行」と呼ばれます。
脚本
映画の設計図となる脚本を作る仕事です。
プロデューサーからのオファーを受けて脚本を書く場合や、監督自らが企画発案者となり脚本を書く場合など、さまざまなケースがあります。
なお、脚本の執筆は「書き直す」ことが前提と言ってもいいほど、「打ち合わせ(ホン打ち)」と「改稿」を繰り返す作業が長期間にわたって続きます。
実際にそれを体験している立場から言えば、その長期間の繰り返しはとても「苦しい」作業でもありますが、だからこそプロの脚本作りの現場は「面白い」とも感じます。
演出部
映画監督と、その監督を補佐する助監督が、演出部と呼ばれるパートです。
通常、助監督は「チーフ」「セカンド」「サード」という3人で構成されることが多く、作品によっては4人目の「フォース」がついたりします。
主な仕事内容としては、チーフ助監督が「撮影スケジュールの作成」、セカンド助監督が「撮影現場の進行管理(現場の仕切り)」、サード助監督が「カチンコたたき」「美術・装飾・持ち道具のケア」などを、それぞれ担当しています。
俳優部
映画に登場する人物を演じる仕事です。
脚本を読み、「演じる人物」や「物語の背景」について把握し、必要な準備をして撮影に備えます。
また、映画公開時には、宣伝のためのメディア露出や舞台挨拶などに関わることもあります。
撮影部
映像面の責任者となるのが撮影部です。
映画であれば、「キャメラマン」と呼ばれるリーダーのもとに、助監督同様、「チーフ」「セカンド」「サード」「フォース」と4人の撮影助手がつくことが多いです。
また、チーフは「計測、露出」を担当して照明部と連携しバランスを取ります。セカンドは「レンズのフォーカス(ピント)」「撮影機材全般の管理」、サードは「撮影データの管理」、フォースは「撮影機材(三脚など)の準備」をそれぞれ担当しています。
なお、キャメラマンは、編集後の「映像の色調整(カラコレ、グレーディング)」にも関わります。
照明部
撮影における「光と影」をコントロールする仕事です。
照明機材は大がかりなものになることも多いため、関わるスタッフも多くなります。
なお、海外では撮影部が照明を兼ねて担当するのが主流です。
録音部|音響効果部
撮影現場では、主に俳優の「台詞(セリフ)」を収録することが仕事になります。
録音助手は、機材セッティングを行ったり、カメラのフレームに入らないようにマイクを俳優に向けたりします。
また、撮影後の仕上げ作業では、録音した台詞の編集や整音、音楽の貼りつけを担当します。
なお、効果音や、映像に映る人物の「動き」に伴う音を再録音していく作業など、台詞と音楽以外のさまざまな音を制作するパートは、音響効果部と呼ばれます。
美術部|装飾部|操演部
美術部は、作品の内容・条件をふまえて美術プランを考え、スタジオにセットを組んだり、映像に映るさまざまな装飾品を準備・管理する仕事です。
装飾部は、美術監督の描いたデザイン画に沿って美術を飾りつけるパートです。
また、大工仕事を中心とした「大道具」担当、俳優が「持つもの・動かせるもの」を扱う「小道具」担当、俳優の持ち物(靴・カバン・アクセサリーなど)を管理する「持ち道具」担当などがいます。
なお、クレーンやワイヤーなどの大型機材、火薬を使った爆破などを扱うパートが「操演部」です。
衣裳部
俳優の衣裳を準備・管理する仕事です。
衣裳は「演技」や「演出」に関わる重要な要素であると同時に、撮影現場では撮影後に衣裳の洗濯をするなど夜遅くまで働くことが必要となるパートでもあります。
ヘアメイク部
俳優を「役柄に沿った人物に作り上げる」ためにヘアとメイクを整える仕事です。
直接俳優と接するパートなので、俳優のコンディションまで把握し、撮影スタッフと連携する重要な役割を担っています。
スクリプター(記録)
撮影は脚本の順番どおりに進行するわけではないため、切れ切れに撮影されたものを細かく記録しておくのがスクリプター(記録)の仕事です。
撮影するカットごとの俳優のアクション・台詞・衣裳・OKかNGかなどをスクリプト用紙に記入し、映像面のつながりに気を配るパートです。
編集部
スクリプターが作成したスクリプト用紙をもとに、撮影されたカットを1本の作品に繋ぎ合わせていく仕事です。
とはいえ、単にカットを順番どおりに繋げばいいというものではなく、「間」や「リズム」など編集のタイミングによって表現されるものが変わってくるため、非常に繊細な作業であり、作品の出来を左右する重要なパートです。
その他
その他にも、宣伝用の写真を撮影する「スチール担当」や、撮影現場を記録する「メイキング担当」、食事を用意する「ケータリング班」、移動する車を運転する「車両部」などさまざまな役割のスタッフが、映画制作の現場には関わっています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、「映画業界で働きたいと思っているけれど、どんな種類の仕事があるのかわからない……」という方に向けて、映画業界(撮影現場)の仕事についてご紹介させていただきました!
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というわけで、今回は以上「映画業界(撮影現場)の仕事・種類とは?【芸能に関わる仕事・就職】」でした!
最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた。
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