というわけで今回は、映画『すばらしき世界』と合わせて、これまでに西川美和監督が手がけてきた映画の中からおすすめ作品をご紹介させていただきます!
こんな方におすすめ
- 面白い日本映画が観たい方
- 西川美和監督の作品に興味がある方
- 映画選びで失敗したくない方
西川美和監督|映画『すばらしき世界』他【おすすめ邦画|配信あり】
まずはざっくりと、西川美和監督のプロフィールから見ていきましょう。
西川美和(にしかわ・みわ)
1974年7月8日生まれ、広島県出身の映画監督。
早稲田大学在学中に、是枝裕和監督の映画『ワンダフルライフ』にスタッフとして参加し、大学卒業後には、フリーランスの助監督として活動。
2002年、オリジナル脚本の『蛇イチゴ』で映画監督デビュー。
2006年公開の長編第2作『ゆれる』は、第59回カンヌ国際映画祭・監督週間に出品され、ロングランヒットを記録。
その後も、『ディア・ドクター』『夢売るふたり』などオリジナル脚本の長編映画を撮り続けながら、小説・エッセイの執筆も手がける。
2016年には、『永い言い訳』が公開。自身が手がけた原作小説は、『きのうの神様』に続いて直木賞候補にも選出された。
現在は、是枝裕和監督が立ち上げた制作者集団「分福」に所属している。
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続いて、今回のおすすめ映画をご紹介していきます!
『すばらしき世界』
まずは、2021年に公開された映画『すばらしき世界』。
出演は、役所広司、仲野太賀、六角精児、北村有起哉、白竜、キムラ緑子、長澤まさみ、安田成美、梶芽衣子、橋爪功、など。
あらすじ
かつて殺人事件を犯して13年の刑期を終えた三上(役所広司)は、身元引受人の弁護士・庄司(橋爪功)らの助けを借りながら、社会復帰を目指すことになった……。
そんな三上の望みは、生き別れた母親を捜すこと。
それを知った若手テレビディレクター・津乃田(仲野太賀)は、「社会に適応しようともがきながら母親を捜す三上の姿」を感動的なドキュメンタリーに仕立て上げるため、三上に接近。
三上の日常にカメラを向けることになるのだが……!?
おすすめポイント
これまで、オリジナル脚本で映画制作を行なってきた西川美和監督が、初めて原作小説をもとに作り上げたのが本作『すばらしき世界』。
原案となったのは、『復習するは我にあり』などで名高い直木賞作家・佐木隆三の小説『身分帳』。
その内容は、人生の大半を裏社会と刑務所で過ごした男の再出発の日々を描いたもの。
初めての原作ものということもあり、(これまでの西川美和監督作品と比べて)映画の強度がまた一段と増したようにも感じさせられる一作です。
主演・役所広司さんの演技をはじめ、とにかく見どころがたくさんある映画ですが……なにはともあれ俳優陣がみなさんそれぞれ良いんですよね。
ベテラン勢に囲まれながらもしっかり光っている仲野太賀さんの心揺さぶる演技(エモい!)や、ワンシーンの出演ながらも強烈な印象を残す山田真歩さん、本作が描く社会の歪みを痛烈なリアリティで体現する松澤匠さんなど、若手俳優陣の充実した活躍がこれほど心に強く残る映画というのもめずらしく、うれしい驚きでした。
そして、そうした俳優の芝居がちゃんと感じられるのは、西川美和監督の演出とともに、撮影・笠松則通さんの力によるところも大きいのでしょうね。
(もちろんその他のさまざまな部署のスタッフの力も!)
おすすめ!
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『永い言い訳』
続いては、2016年に公開された映画『永い言い訳』。
出演は、本木雅弘、竹原ピストル、前田健心、白鳥玉季、堀内敬子、池松壮亮、黒木華、山田真歩、深津絵里、など。
あらすじ
ある日、バス事故によって妻(深津絵里)を失った人気作家・津村啓(本木雅弘)。
マスコミの注目を浴びるなか、「悲しみに暮れる夫」を演じることしか出来ない津村だったが、やがて同じ事故で亡くなった妻の親友の夫・大宮(竹原ピストル)と出会って……!?
おすすめポイント
以前もこのブログでご紹介させていただいたことがありますが、大好きな映画なのであらためておすすめします!
とにもかくにも、「喪失」に対して、本作のような角度から人間を描くことは作り手にとっても、それを演じる俳優にとっても大変にチャレンジングなものだったに違いありません。
だからこそ、けっしてわかりやすい感情の共有に着地させない西川美和監督作品はどれも魅力的なんですよね。
数多くのドキュメンタリー作品を手がけてきた撮影監督・山崎裕さんならではのフィルムのざらついた質感の映像と、人間を見つめる視線の強さも本作の大きな見どころのひとつ。
大人が楽しめる恋愛映画としても、必見の一作です!
おすすめです!
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『夢売るふたり』
おすすめ映画の3本目は、2012年に公開された映画『夢売るふたり』。
出演は、松たか子、阿部サダヲ、田中麗奈、鈴木砂羽、安藤玉恵、江原由夏、木村多江、香川照之、笑福亭鶴瓶、など。
あらすじ
東京の片隅で小料理屋を営む料理人・貫也(阿部サダヲ)と妻・里子(松たか子)。
ある日、ふたりは調理場からの出火が原因で店を全焼させ、すべてを失ってしまう……。
絶望し酒びたりの日々を送ることになる貫也だったが、店の常連だった玲子と再会したことをきっかけに、状況が一変!
里子の思いつきから、店の資金のために結婚詐欺を働くことになるのだが……!?
おすすめポイント
『蛇イチゴ』『ゆれる』『ディア・ドクター』に続いて、オリジナル脚本で描かれた西川美和監督の長編第4作。
もの悲しくもコミカルな「結婚詐欺を働く夫婦」という主題が秀逸な一作です!
松たか子さん、阿部サダヲさんという魅力たっぷりな俳優ふたりの共演は、コロコロと色を変えていく夫婦の関係性とともに見どころたっぷり!
撮影は、やはり大ベテランの柳島克己さん。
デビュー作『蛇イチゴ』では山本英夫さん、『ゆれる』では高瀬比呂志さん、『ディア・ドクター』『夢売るふたり』では柳島克己さん、『永い言い訳』では山崎裕さん、『すばらしき世界』では笠松則通さんと、それぞれの作品ごとにキャメラマンを選択するスタイルの西川美和監督作品では、撮影によっていかに映画が作られていくのかを味わうという楽しみにも満ちあふれています。
おすすめです!
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その他の西川美和監督作品
今回は、おすすめ作品として上記3作品をご紹介させていただきましたが、その他の作品『蛇イチゴ』『ゆれる』『ディア・ドクター』も、それぞれとても魅力的な映画です!
どれも面白いですよ!
蛇イチゴ
映画を観る
ゆれる
映画を観る
ディア・ドクター
映画を観る
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、西川美和監督がこれまでに手がけてきた映画のなかから、最新作『すばらしき世界』などおすすめ作品をご紹介させていただきました!
気になる作品があったら、ぜひご覧になってみてください!
おすすめ!
というわけで、今回は以上「西川美和監督|映画『すばらしき世界』他【おすすめ邦画|配信あり】」でした!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた!
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