『ここは退屈迎えに来て』ほか|山内マリコ原作の映画をおすすめ!

2月 9, 2022

『ここは退屈迎えに来て』ほか|山内マリコ原作の映画をおすすめ!

 

2021年に公開された映画『あのこは貴族』

その原作は、人気作家・山内マリコさんが手がけた同名小説です。

 

今回は、作家・山内マリコさんに注目して、おすすめ作品をご紹介させていただきます!

 

映画鑑賞などの参考にしていただけたらうれしいです。

ぜひ最後までお読みください!

こんな方におすすめ

  • 小説家・山内マリコさんの作品が好きな方
  • 小説家・山内マリコさんの作品に興味がある方

 

『ここは退屈迎えに来て』ほか|山内マリコ原作の映画をおすすめ!

まずは、山内マリコさんのプロフィールから簡単に見ていきましょう!

 

山内マリコ

山内マリコ(やまうち・まりこ)

山内マリコさんは、1980年生まれ、富山県出身の小説家。

大阪芸術大学・映像学科卒業後、ライター活動を経て、2008年に「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。

2012年に、『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎)を刊行。デビュー作ながら、さまざまな著名人から称賛を受け、話題を集める。

これまでの主な著書に、『アズミ・ハルコは行方不明』『さみしくなったら名前を呼んで』『あのこは貴族』『メガネと放蕩娘』『選んだ孤独はよい孤独』『わたしたちはよくやってる』などがある。

関連サイト

 

僕が初めて山内マリコさんの作品に触れたのは、タイトルに惹かれて手に取った『ここは退屈迎えに来て』

地方都市に生きる若い女性たちの閉塞感や切実な感情を切り取る感性にグッと心を掴まれて、あっさり山内マリコさんのファンになってしまいました。

 

というわけでここからは、これまでに映画化された山内マリコさんの作品をご紹介していきます!

 

『ここは退屈迎えに来て』

『ここは退屈迎えに来て』

まずは、2018年に公開された映画『ここは退屈迎えに来て』

山内マリコさんのデビュー作を、廣木隆一監督が映画化したものです。

出演は、橋本愛、門脇麦、成田凌、渡辺大知、岸井ゆきの、内田理央、柳ゆり菜、瀧内公美、マキタスポーツ、村上淳、など。

あらすじ

仕事を辞めて10年ぶりに地元に戻ってきた27歳の「私」(橋本愛)は、実家で暮らしながらタウン誌のライターとして働きはじめた。

そんなある日、高校の同級生と再会した彼女は、高校時代にみんなが憧れていた椎名くん(成田凌)に会いに行くことになるのだが……⁉︎

一方、東京に憧れを抱きつつも地元を出ないまま暮らしている「あたし」(門脇麦)は、元彼・椎名のことが忘れられなくて……⁉︎

 

 

おすすめポイント

地方都市に暮らす2人の20代女性を中心に、その生き方と渇望感を描いた本作。

僕が原作小説を読んでイメージしていた質感とは違いましたが(笑)、長回しの撮影でリアリティを掬い取ろうとする廣木隆一監督らしい仕上がりの映画として見どころがある一作です。

 

原作小説は、2010年代の日本を象徴する作品のひとつに挙げたいくらいの重要作だと思います。

興味のある方は、ぜひ手にとってみてください!

 

映画を観る

 

『アズミ・ハルコは行方不明』

『アズミ・ハルコは行方不明』

続いては、2016年に公開された映画『アズミ・ハルコは行方不明』

2013年に刊行された山内マリコさんの同名小説を、俳優としても活躍している松居大吾監督が映画化したものです。

出演は、蒼井優、高畑充希、仲野太賀、葉山奨之、石橋ひゅーい、菊池亜希子、山田真歩、落合モトキ、柳憂怜、国広富之、加瀬亮、など。

あらすじ

ある日、とある郊外の街に暮らす独身OL・安曇春子(蒼井優)が姿を消した……。

それからしばらく経ったころ、なぜか「行方不明になったハルコ」を描いたグラフィティーアートが街中に拡散されていって……⁉︎

一方、その街では、男ばかりを襲う女子高生ギャング団が暗躍していて……⁉︎

 

 

おすすめポイント

行方不明になるひとりの女性・安曇春子の物語と、グラフィティアートに関わることになる20歳のギャルの物語、ふたりの女性を中心にさまざまな人物の関わりが描かれていく本作。

蒼井優さんと高畑充希さんの共演ということでも大きな注目を集めた一作です。

こちらもまた僕が原作小説を読んでイメージしていた質感とは違いましたが(笑)、原色を活かした画面構成や、登場人物の過去と現在が入り乱れる物語構成など、かなり攻めた内容で見どころの多い作品です!

 

原作小説は、ハーモニー・コリン監督の『スプリング・ブレイカーズ』やバンクシーのアートなどをモチーフに描かれたもの。

女性の連帯を描いた作品としても面白い内容でした。

大好きな小説です!

 

映画を観る

 

『あのこは貴族』

『あのこは貴族』

最後は、2021年に公開された映画『あのこは貴族』

出演は、門脇麦、水原希子、高良健吾、石橋静河、山下リオ、山中崇、高橋ひとみ、津嘉山正種、銀枌蝶、など。

あらすじ

東京の高級住宅地で生まれ育った華子(門脇麦)は、婚約者にフラれたことで初めて人生の岐路に立たされた。

そんなある日、華子はハンサムで家柄も良い弁護士・幸一郎(高良健吾)と出会って恋におちる……。

ところが、やがて幸一郎には親密な関係の女性がいることが判明!

それは、華子とはまるで違う、富山県で生まれ育ち大学進学とともに上京した美紀(水原希子)という女性で……⁉︎

 

 

おすすめポイント

世間知らずでなんだか頼りないお嬢様を演じた門脇麦さんと、地方出身でヘビーな状況のなかを必死に自力で生き抜いてきた女性を演じた水原希子さん。

ふたりとも魅力のある俳優さんですが、本作はこれまで以上にそれぞれの個性が鮮やかに発揮されているのが大きな見どころ!

良作です。おすすめ!

映画を観る

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、小説家・山内マリコさんの作品が原作となった映画3作品をご紹介させていただきました!

 

気になる作品があれば、ぜひこの機会にご覧になってみてください!

それぞれの原作小説もおすすめです!

 

おすすめ!

 

というわけで、今回は以上「『ここは退屈迎えに来て』ほか|山内マリコ原作の映画をおすすめ!」でした!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それではまた!

 

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