さて本日は、「今週末に観るならコレ!」というオススメ映画の記事をお届けします!
今回オススメするのは、前評判も高くて期待していた映画『アメリカン・アニマルズ』。
前回に引き続き、調布の映画館で観て来ました。
前回の記事はコチラへ!
映画『アメリカン・アニマルズ』完全犯罪をする方法!?
まずは、ざっくりと『アメリカン・アニマルズ』の概要とあらすじを紹介します。
本作は、2004年にアメリカ(南東の内陸部に位置する)ケンタッキー州のトランシルヴァニア大学で実際に起こった事件が元になっています。
あらすじ
「特別な人間になりたい」と焦がれるフツーの大学生4人が、大学図書館に所蔵されている時価約12億円の希少本を盗み出す計画を思いつき、完全犯罪を企てるのだが……!?
フツーの人がチームを組んで強盗作戦を決行! という筋立ては、どうにもワクワクさせられるものがありますよね。
「強盗作戦」を扱った映画には面白いものが多いですが、本作のなかでも、主人公たちが「完全犯罪」を勉強するシーンにちゃっかりスタンリー・キューブリックの傑作『現金に体を張れ』が登場していてニヤリとさせられました。
映画『アメリカン・アニマルズ』の見どころは?
様々な映像手法を用いて描かれる本作には、映像技術としての見どころも多くありますが、個人的にはそうした「映像表現」よりも、「人物」たちが魅力的だと思いました。
本作『アメリカン・アニマルズ』の監督・脚本は、これが長編ドラマ初監督作品となるバート・レイトン。
ドキュメンタリー映画出身ということもあって、本作もフィクションとノンフィクションがシームレスに構成される意欲的な作りになっています。
で、そのチャレンジがチープな「再現ドラマ」になってしまわなかったのは、なによりも主人公となる大学生4人を演じた若手俳優たちの力によるところが大きいと思いました。
エヴァン・ピーターズ、バリー・コーガン、ジャレッド・アブラハムソン、ブレイク・ジャナー。みなさん、なんというかもう、本当に上手いんですよねぇ。なにげないシーンでの佇まいや表情にも深みがあって惹きつけられます。
そして、そんな才能あるプロの若手俳優たちにも負けない魅力を振りまくのが、ノンフィクション部分でインタビューに応じる実際の事件を起こした当事者である4人の青年たち。
様々な証言や当時の想いを語る姿が(どこまで演出が加わっているかはわかりませんが)4人ともとても良いんですよねぇ。みんなイケメンだし。なかでもとくに中心人物であるウォーレン・リプカは、カリスマ的な魅力すら感じさせます。
というわけで、若手俳優をチェックしたい映画ファンの方だけでなく、ドキュメンタリー好きな方にもオススメしたい『アメリカン・アニマルズ』です!
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まとめ
最後にもうひとつ。
僕が一番印象的だったのは、映画のなかで流れるJohnny Thunderの曲『I’m Alive』です。
「I’m Alive‼︎」という叫びが、うまく言葉にできないまま衝動をくすぶらせている主人公たちの、理由なき反抗という真っ当さとも違う、行き当たりばったりで愚かな犯罪に至ったその青春を象徴しているように感じられたのでした。
そして、だからこそ観客は愚かな彼らを笑い飛ばすこともできず、その愚かさの果てに描かれる彼らのまなざしに、どこか感傷にも似た少しばかり居心地の悪い余韻を感じるのだと思うのです。
もちろん、その居心地の悪さこそが、この青春映画の素晴らしさであることは言うまでもありません。
デート向きかと言われると微妙ですが、10代20代の映画ファンの方にはぜひ観ていただきたい佳作です!
素晴らしい存在感で魅力を放ってました!
というわけで、今回は以上「映画『アメリカン・アニマルズ』完全犯罪をする方法!?」でした!
最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた次回!
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