2020年1月に公開され、ネットでも大きな反響を呼んで大ヒットした映画『パラサイト 半地下の家族』。
第72回カンヌ国際映画祭では、韓国映画史上初となるパルムドールを獲得!
第92回アカデミー賞では、監督賞・作品賞を含む4部門を受賞!
本作でそうした快挙を成し遂げたのが、韓国の映画監督ポン・ジュノです。
というわけで今回は、いまやアジアを代表する映画監督となったポン・ジュノがこれまでに手がけてきた映画をまとめてご紹介させていただきます!
映画『パラサイト』で快挙|ポン・ジュノ監督作品をまとめておすすめ
まずは、ポン・ジュノ監督のプロフィールから簡単に見ていきましょう。
ポン・ジュノは、1969年9月14日生まれ、韓国出身の映画監督。
大学卒業後に、韓国映画アカデミー(第11期生)を卒業。卒業制作作品の『支離滅裂』は、バンクーバー国際映画祭や香港国際映画祭に招待されました。
2000年、『ほえる犬は噛まない』で長編映画初監督。
その後は、カンヌ国際映画祭で話題を呼んだ『殺人の追憶』(2003年)や、大ヒットした『グエムル 漢江の怪物』(2006年)、初の海外作品となったオムニバス映画『TOKYO!』(2008年)などで大きな注目を集めました。
2019年には、『パラサイト 半地下の家族』が韓国映画として初めてカンヌ国際映画祭・パルムドールを受賞。また、第92回アカデミー賞では、アジア映画として初めての作品賞を受賞する快挙を成し遂げた。
その他の監督作品には、『母なる証明』『スノーピアサー』『オクジャ』、など。
それでは続いて、ポン・ジュノ監督がこれまでに手がけてきた傑作映画の数々をご紹介していきます!
『支離滅裂』
最初にご紹介するのは、1994年製作の映画『支離滅裂』。
韓国映画アカデミーの卒業制作作品です。
あらすじ
ポルノ雑誌が大好きな大学教授、毎朝ジョギングの途中に牛乳を盗み飲む男、酔っ払って屋外で用を足そうとする男……そんな3人の男たちは、実はとあるテレビ番組の出演者で……!?
おすすめポイント
初期作品だと侮って見逃してしまうのはもったいない一作!
学生映画でここまで確かな演出力が発揮されているのは、まさに驚異的です。
とくに、映画監督・脚本家・俳優を志す学生さんにはぜひ観ていただきたい作品です!
映画を観る
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『ほえる犬は噛まない』
続いては、2003年公開の映画『ほえる犬は噛まない』。
出演は、ペ・ドゥナ、イ・ソンジェ、コ・スヒ、キム・ホジョン、など。
あらすじ
年上の妻に養われているヒモ同然の大学講師・ユンジュは、最近マンション内に響き渡る犬の鳴き声に神経過敏になっていた……。
そんなある日、犬を見つけたユンジュは、その犬を地下室へ閉じ込めてしまう……。
一方、マンションの管理事務所で働いている女の子・ヒョンナムは、団地に住む少女の愛犬がいなくなったことを知り、迷い犬を探す手伝いをすることになるのだが……!?
おすすめポイント
ポン・ジュノ監督の長編デビュー作となった本作。
公開当時から評価の高かった一作でもあります。
好みでいえば、僕はこれが一番好きなポン・ジュノ作品かもしれません。
本作をきっかけにブレイクした主演ぺ・ドゥナの魅力も大きな見どころのひとつですね!
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『殺人の追憶』
次にご紹介するのは、2004年公開の映画『殺人の追憶』。
出演は、ソン・ガンホ、キム・サンギョン、パク・ヘイル、キム・レハ、ソン・ジェホ、ピョン・ヒボン、パク・ノシク、チョン・ミソン、など。
あらすじ
1986年──。
ソウル近郊の農村で、若い女性の惨殺事件が連続発生した……。
地元の刑事パク・トゥマンと、ソウル市警から派遣された刑事ソ・テユンは、対立しながらも捜査をはじめると、やがて有力な容疑者を捕らえることになるのだが……!?
おすすめポイント
韓国で実際に起きた未解決殺人事件を描き、映画史に残る傑作という評価も定着した感のある必見作です!
抜群の面白さで、何度も見直したくなる一作!
映画ファンにはぜひオススメしたい傑作です。
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『グエムル 漢江の怪物』
続いては、2006年公開の映画『グエムル 漢江の怪物』。
出演は、ソン・ガンホ、ペ・ドゥナ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル、コ・アソン、など。
あらすじ
漢江の河川敷で、小さな売店を営みながら暮らすパク一家。
普段と変わらない日を送っていたパク一家の面々だったが、ある日突然、漢江から謎の巨大怪物が現れ、娘・ヒョンソを奪われてしまって……!?
おすすめポイント
韓国で爆発的な大ヒットを記録したパニック・エンタテインメント作品です。
世界的に評価される監督が、みんな大好きな怪獣映画を作るというのが素晴らしいですよね。
僕もこの映画の公開時は、かなりワクワク期待させられました!
誰でも気軽に観られる一作です。オススメ!
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『母なる証明』
続いては、2009年に公開された映画『母なる証明』。
出演は、キム・ヘジャ、ウォンビン、チン・グ、ユン・ジェムン、チョン・ミソン、など。
あらすじ
ひとり息子・トジュンと、貧しいながらも幸せに暮らしていた母親……。
ところがそんなある日、息子・トジュンが殺人事件の容疑者として警察に拘束されてしまう!
母親は孤立無援のなか、息子・トジュンの無実を信じてたったひとりで真相を解明するため奔走するのだが……!?
おすすめポイント
息子を信じる母親の愛情を描いたパワフルな一作。
人間の複雑さを描こうとするポン・ジュノ監督の手腕を堪能したい一作。
サスペンス映画がお好きな方にもおすすめです。果たして、事件の真相は……!?
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『スノーピアサー』
続いては、2014年公開の映画『スノーピアサー』。
出演は、クリス・エバンス、ソン・ガンホ、ティルダ・スウィントン、オクタビア・スペンサー、ジェイミー・ベル、ジョン・ハート、エド・ハリス、など。
あらすじ
2014年、地球温暖化を防止するために「CW-7」と呼ばれる薬品が散布されるが、その結果、地球上は深い雪に覆われ、氷河期が再来してしまった……。
それから17年後──。
生き延びた人々は、「スノーピアサー」と呼ばれる列車の中で暮らし、地球上を移動し続けていた。
けれど、その列車の内部では、一握りの上流階級が贅沢な生活を送る一方、後方車両には貧しい人々がひしめき、厳しい階層社会が形成されていた……。
そんななか、カーティスと名乗る男が自由を求めて反乱を起こすのだが……!?
おすすめポイント
ポン・ジュノ監督が、初めて手がけた英語作品であり、同時にアジアを代表する映画監督へと登り詰めたことを象徴した一作でもありますね!
これまた好みは大いに分かれる作品だと思いますが、『パラサイト』に通ずるモチーフが描かれています。
気になった方は、ぜひご覧になってみてください!
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『パラサイト 半地下の家族』
最後は、2020年に公開された映画『パラサイト 半地下の家族』。
出演は、ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、イ・ジョンウン、チェン・ヘジン、など。
あらすじ
キム一家は家族全員が失業中で、その日暮らしの貧しい生活を送っていた……。
そんなある日、長男・ギウがIT企業のCEOであるパク氏の豪邸へ家庭教師の面接を受けに行くことに。
そんな正反対の2つの家族の出会いは、やがて、思いがけない出来事を引き起こすことになって……!?
おすすめポイント
冒頭でお伝えしたとおり、第72回カンヌ国際映画祭・パルムドール受賞、第92回アカデミー賞・作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門を受賞するなど快挙を成し遂げた本作。
もちろん内容については好みが分かれるとは思いますが……最近の日本映画ではなかなか出会えない「しっかりお金をかけて丁寧に作られたハイクオリティの映画」で、僕も制作者のはしくれとしてとても大きな刺激をいただきました!
またあまり語られていないようですが、前半のコミカルな展開をひっぱっていく役割ともいえる美人妻役のチョ・ヨジョンさんの演技は、大げさになりすぎない的確なバランスで、とくに目を見張るものがありました!
美しくて、演技が素晴らしい……日本にも、そんな女優さんが増えると良いですよね!
まだご覧になっていない方は、ぜひそんなところにも注目しつつ映画をお楽しみください!
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まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、アジアを代表する映画監督となったポン・ジュノがこれまでに手がけてきた作品をまとめてご紹介させていただきました!
今回ご紹介した映画も、もし見逃しているものがありましたら、ぜひこの機会にチェックしてみてください!
おすすめ!
というわけで、今回は以上「映画『パラサイト』で快挙|ポン・ジュノ監督作品をまとめておすすめ」でした!
最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた。
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