今回は、そんな疑問にお答えします。
以前、金融庁が発表した老後資金問題は大きな関心を集めましたよね。
「老後資金には、公的年金以外に1,500〜3,000万円が必要になる(夫婦で30年間の試算)」ってやつです。
退職後に必要となる資産(目安)
これは簡単には解決しない問題ですから、多くの方が老後資金問題についてさまざまな思いを巡らせていると思います。
その一方で、ベストセラー書籍『LIFE SHIFTライフシフト 人生100年時代の人生戦略』(著:リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット)が数年前に大きな話題を集めたように、これから私たちは人生100年時代(平均寿命が延びてるってことですね)を生きていかなければいけない、という事実が明らかになっています。
参考書籍
そんなわけで、いまとても多くの方たちが強く関心を示しているのが、「お金」の問題なんです!
というわけで、今回は「『FIRE最強の早期リタイア術』に学ぶ新しい生き方とは!?」です。
ぜひ最後までお読みください!
こんな方におすすめ
- 「Fire」について知りたい方
- 早期リタイアする生き方に興味がある方
- 老後資金問題に関心がある方
fireとは?『FIRE最強の早期リタイア術』に学ぶ新しい生き方
終身雇用で、60代で定年退職して、悠々自適な引退生活をする……
しかも、日本経済は右肩下がり。
最近話題になっているIT化が遅れている問題からもわかるとおり、世界的な標準から大きく遅れをとっている面もあって、なかなか楽観的ではいられない時代です。
なんだか暗い話になってきましたが……
いま、そうした状況をふまえて、多くの方が「転職」だったり「副業」だったり「資産運用(株式投資・仮想通貨など)」をして、自らのキャリアと資産形成の改善に着手しています。
そして、そんななかで注目を集めているのが、今回のキーワード「FIRE」なんです!
「FIRE」とは?
「FIRE」がなにかというと、ずばり「Financial Independence,Retire Early」の略!
「FIRE」の意味は?
直訳すると、「経済的自立、早期退職」という意味になります。
そして、「経済的自立を達成し、早期退職をして、新しい生き方をしよう」というムーブメントを現す言葉になっているんですね。
でも、まだちょっとよくわからないな。
「経済的自立」とか「早期退職・早期リタイア」といっても、それって具体的にはどういうことなんだろう?
そんな疑問を感じる方に読んでいただきたいのが、今回のオススメの書籍!
『FIRE 最強の早期リタイア術 〜最速でお金から自由になれる究極メソッド〜』(著:クリスティー・シェン&ブライス・リャン)
です。
『FIRE 最強の早期リタイア術 〜最速でお金から自由になれる究極メソッド〜』とは?
「30代で経済的自立を達成するための全技術」がわかるという『FIRE最強の早期リタイア術 〜最速でお金から自由になれる究極メソッド〜』は、全米で大きな話題となり、フォロワーが続出したという大注目の一冊!
「FIRE」について具体的に知りたい方は、この本を読めばその全体像がしっかり理解できるかと思います。
「普段こういうビジネス本はあまり読まない」という方にもぜひオススメしたい一冊です!
というわけで、ここからは『FIRE最強の早期リタイア術 〜最速でお金から自由になれる究極メソッド〜』の内容をご紹介していきたいと思います。
『FIRE 最強の早期リタイア術 〜最速でお金から自由になれる究極メソッド〜』
『FIRE最強の早期リタイア術 〜最速でお金から自由になれる究極メソッド〜』の著者は、クリスティー・シェンとブライス・リャン。
クリスティー・シェン
FIREムーブメントの第一人者。
早期退職者として、FIREにまつわる情報を集めたサイト(MILLENNIAL REVOLUTION)を運営。
さまざまなメディアに取り上げられ、大きな注目を得ている。
ブライス・リャン
クリスティーのパートナーで、早期退職者。
著者のクリスティー・シェンは、若干31歳で早期退職(早期リタイア)を可能にする資産を築き上げました。
そして、本書の内容は、そんな著者の半生を生い立ちから語っていく内容となっています。
著者は、本書の冒頭でこのように語っています。
子供のころ、私は親からこう言われて育てられました。
「あなたは貧しく生まれ、英語を話せず、肌の色も違うから、ほかの子と同じような機会は与えれていません」。
(中略)
彼らは間違っていました。
私は、弱冠31歳でミリオネアになり、仕事を辞めました。
いまでは世界中を旅行してまわり、プロとして文章を書いています。
中国で生まれ、9歳のときにカナダに移り住むことになった著者が、貧しい少女時代を過ごしながらも、いかにして早期退職が可能なミリオネアになったのか?
さまざまな人生のターニングポイントで、著者がどのような思考のプロセスを経て選択肢を選んでいったのか?
そうしたとても興味深い内容が具体的に語られていくため、読者は本書を読むことで「(経済的自立と早期リタイアを実現するための)再現性の高い方法」を学ぶことができるのですっ!
詳しくはぜひ本書を読んでいただきたいのですが、ひとつだけ大きく驚かされたポイントを紹介します。
10代のあなたが、将来の道を選ぶときのポイントは?
本書から抜粋します。
大学の専攻を選ぶ際、私は自分の選択肢を数字で評価してみました。
すべての大学のホームページをじっくり読み、それぞれの学位の取得にいくらかかるのかを調べ、卒業後に期待できる収入と比較してみたのです。
そう語る著者は、その結果、「ライティング(創作科)」というもっとも興味のあった学位と子供の頃からの夢だった「ライター・作家」という職業を選択肢から外し、コンピューター・エンジニアリングという3番目の選択肢を選んだそうです。
正直に言って、コンピューター・エンジニアリングの学位を取るために大学に行くというのは心躍る経験ではありません。
私が子どものころから書きたかったのは物語です。
プログラミングコードではないのです。
ただ、私にはお金がありません。
そう語る著者は、自ら調べた数字をもとに、さらにこう続けます。
統計的に見ると、情熱に従った先には、失業や不完全就業が待っているのです。
貧しく育った私たちは知っています。
次の食事にはどうすればありつけるか、今月は電気と温水のどちらを取ろうかなどと悩んでいるとき、人は毎日ウキウキした気分で朝を迎えることなどできません。
そんな著者は、読者にこんなアドバイスをします。
(「卒業しても仕事がない」というリスクを抱えないためには)
(まだ)自らの情熱に従ってはいけない!
正直いえば、こうした著者の言葉に反発を覚える方も多いとは思うのですが……
僕は、自分自身の選んできた道がことごとく自らの「情熱に従った」結果、(それを後悔はしていないものの)著者の言うとおり、金銭的にはミリオネアとほど遠い現状になっていることに、少しばかり愕然としてしまったというわけです(笑)
そんなわけで、本書はぜひ(将来の選択肢に悩んでいる)10代の若者にこそ読んでもらいたい一冊ですし、若い方々には、できる限りさまざまな選択肢を充分検討したうえで、自らの進むべき道を選んで欲しいなと思います!
ビッグ5
さて唐突ですが、ここで質問です!
それぞれ答えを考えてみてください!
Q1 あなたが銀行に100ドル預けていて、利息は年に2%だとします。
預金を引き出さない場合、5年後にはいくらになっているでしょうか?
Q2 預金の利息が年に1%で、インフレ率が年に2%だとします。
1年後、あなたが口座のお金で買えるものは増えますか?
変わらないですか? 減りますか?
Q3 「ひとつの企業の株式を購入することは、投資信託を買うより一般に安全性が高い」
──この主張は正しいですか? 間違っていますか?
Q4 「15年物の住宅ローンはたいてい、30年物の住宅ローンに比べて月々の返済額は多いが、返済する利息の総額は少なくて済む」
──この主張は正しいですか? 間違っていますか?
Q5 金利が上昇したとき、債権の価格はどう変動しますか?
(以上、『LIFE SHIFT 100時代の人生戦略』より抜粋)
いかがでしょう?
答えは出ましたか?
これは「ビッグ5」と呼ばれる問いで、金融リテラシーのおおよそのレベルがわかるというものです。
この5つの問いにすべて正解できれば、ひとまずあなたの金融リテラシーは安心して良いレベルかなと思います。
というわけで、答えは以下のとおりです。
答え
Q1 110ドルあまり。
Q2 減る。
Q3 間違い。
Q4 正しい。
Q5 下がる。
あなたの金融リテラシーのレベルは、どうだったでしょうか?
これからの時代、金融リテラシーを高めることは人生の必須科目になってくるので、もし全問正解できなかった方は、これから意欲的に金融リテラシーを高めていくことをおすすめします!
一緒にがんばりましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
最後にもう一度、著者の言葉を引用したいと思います。
私の貧しい子ども時代からミリオネアにいたるまでの道はけっして一直線でも平坦でもありませんでした。
ただそれは再現可能な道であり、それこそが重要なのです。
あなたは私と同じことをすれば、同じことを達成できます。
あなたがやらなければならない事は、私のまねをすることだけです。
お金を理解すれば、人生は信じられないほど気楽なものになります。
大多数の人のようにお金を理解していなければ、人生は信じられないほどつらいものになります。
まあ、なんというか、呆れるくらい強気な口調ですが……実際に著者が31歳で早期リタイアを実現させたことを考えれば、「ああ、そうですか」と納得するしかないですね(笑)
本書を読めば、ミリオネアになるための方法がわかる!
中国で生まれた貧しい少女が、どのようにしてミリオネアになったのか?
そして、そこにはどのような具体的な方法があるのか?
そんなことがわかる本書は、なによりもまずフツーに面白く読めますし、著者自身が語っているように、「再現性のある、早期リタイアを実現する方法」を理解できるという実用的な一冊でもあります。
興味のある方は、ぜひお読みください!
というわけで、今回は以上「fireとは?『FIRE最強の早期リタイア術』に学ぶ新しい生き方」でした!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた。
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