ぜひ、みなさんの映画鑑賞の参考にしていただければうれしいです。
ご紹介するのは、話題作をいくつも手がけている原田眞人監督の必見作5選!
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【アマゾンプライムビデオ】おすすめ邦画|原田眞人監督の映画5選!
それではさっそく、原田眞人監督のプロフィールから見ていきましょう。
原田眞人(はらだ・まさと)さんは、1949年生まれ・静岡県沼津市出身の映画監督。
1972年、英国での留学中に映画評論家としてデビュー。
その後、アメリカ・ロサンゼルスに拠点を移動。
1979年、『さらば映画の友よ インディアンサマー』で映画監督デビュー。
2012年に公開された映画『わが母の記』では、第36回日本アカデミー賞・優秀主演女優賞(樹木希林)、第35回モントリオール世界映画祭・ワールドコンペティション部門・審査員特別グランプリを受賞。
2015年に公開された映画『日本のいちばん長い日』では、第39回日本アカデミー賞・優秀助演男優賞(本木雅弘)を受賞しています。
その他、これまでの主な監督作品は、『KAMIKAZE TAXI』『バウンス ko GALS』『突入せよ!「あさま山荘」事件』『クライマーズ・ハイ』『駆込み女と駆出し男』『関ヶ原』『検察側の罪人』『燃えよ剣』など。
骨太な人間ドラマが特徴的な原田眞人監督作品の数々。
早いカッティングによる編集で、圧倒的な情報量が詰め込まれる作風には、好き嫌いが分かれそうですが……代表作の数々は、どれも必見の面白さです!
それでは、順番におすすめ映画をご紹介していきます!
『駆込み女と駆出し男』
まずは、2015年に公開された映画『駆込み女と駆出し男』。
出演は、大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、内山理名、中村嘉葎雄、樹木希林、堤真一、山崎努、など。
あらすじ
江戸時代・鎌倉──。
幕府公認の駆込み寺・東慶寺には、さまざまな事情を抱えた女たちが、夫との離縁を求めてやって来る……。
そんななか、寺に駆け込む前に、聞き取り調査が行われるのが、御用宿・柏屋。
その柏屋の居候となった駆出しの医者・信次郎(大泉洋)は、柏屋の主・源兵衛(樹木希林)とともに、さまざまなワケあり女たちの再出発を手助けすることになるのだが……!?
おすすめポイント
原案は、井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』。
物語の内容は、「人情時代劇」という趣きですが、原田眞人監督が手がけた本作は、コメディというより、少し滑稽さのあるヒューマンドラマといった印象でした。
見どころは、ワケアリ女を演じた戸田恵梨香さん、満島ひかりさんの共演!
おふたりとも、とても真摯に俳優業に取り組んでいるのが感じられて、魅力的ですよね。
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『わが母の記』
続いては、2012年に公開された映画『わが母の記』。
原作は、文豪・井上靖の自伝的小説『わが母の記』3部作です。
出演は、役所広司、樹木希林、宮崎あおい、南果歩、キムラ緑子、ミムラ(美村里江)、菊池亜希子、三浦貴大、三國連太郎、など。
本作の演技で、樹木希林さんが第36回日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞を受賞されています。
あらすじ
昭和39年──。
父を亡くした小説家・伊上洪作(役所広司)は、母親・八重(樹木希林)の面倒を見ることになった……。
洪作は、かつて幼少期に母と離れて暮らしていたため、これまで八重とは距離を置いていたが……老いていく八重との同居生活の中で、やがて自らの過去と母親への想いに向き合うことになって……!?
おすすめポイント
第35回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門で審査員特別グランプリを受賞した本作。
こちらもやはり、豪華俳優陣の充実した競演シーンがたっぷり楽しめる一作です!
主人公と母親の関係を主軸に置いた作品ですが、さまざまな感情が入り乱れる「家族」の物語としても見どころがたくさん!
なかでも圧倒的に惹きつけられるのは、主人公の役所広司さんと三女・琴子を演じた宮崎あおいさんの共演シーン。
物語の終盤間際には、とても濃密な父娘の関係性を演じるおふたりの演技に、ドキリとしつつ感動させられました。
あと、主人公の奥さん役を演じる赤間麻里子さんにも目を惹きつけられました!
面白いですよ!
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『突入せよ!あさま山荘事件』
次にご紹介するのは、2002年に公開された映画『突入せよ!「あさま山荘」事件』。
原作は、ベストセラーとなったドキュメンタリー書籍「連合赤軍『あさま山荘』事件」(文芸春秋刊)。
出演は、役所広司、宇崎竜童、伊武雅刀、串田和美、椎名桔平、藤田まこと、など。
あらすじ
1972年2月19日──。
連合赤軍の兵士たちが、軽井沢の別荘・あさま山荘に管理人の妻を人質にして籠城した……。
爆発処理に詳しい警察庁警備局付監査官・佐々(役所広司)は、この事件の指揮を命じられる。
そうして、長野県警と警視庁の猛者たちは、「人質を必ず生きて救出する」ことを使命に、10日間に渡る連合赤軍との攻防戦を繰り広げることになるのだが……!?
おすすめポイント
当時、現場で陣頭指揮を執った佐々淳行の実録をもとに(警察側からの視点で)描かれた「あさま山荘事件」。
原田眞人監督ならではの、人間くさい人物描写と、多くのキャストが入り乱れてスピーディーに展開する物語が見応えたっぷりの一作です!
僕にとっても生まれる前の事件ではありますが、2020年代を生きる若い方たちからは連合赤軍の事件はどのように見えるのでしょうか。
けっして一面的に評価されるべき「事件」ではないはずですよね。
ぜひ、いまの若い観客のみなさんにも観ていただきたい作品です。
なお、警察側から描いた本作をご鑑賞されたら、ぜひ合わせて、連合赤軍側からこの事件を描いた映画(若松孝二監督『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』)も観ていただきたいなと思います!
どちらも観ておいて損はない映画だと思いますよ。
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『KAMIKAZE TAXI』
続いては、1995年に公開された映画『KAMIKAZE TAXI』。
出演は、役所広司、高橋和也、片岡礼子、ミッキー・カーチス、など。
あらすじ
悪徳政治家・土門の女の世話係になったチンピラ・達男(高橋和也)は、SM趣味の土門のために、自らの恋人・レンコを派遣するが……そのことがきっかけとなり、レンコは組長・亜仁丸(ミッキー・カーチス)に殺されてしまう……。
レンコを失った達男は、復讐のため、土門の寝室に隠されている金を盗み出そうと計画することに……!?
その後、追われる身となった達男は、ペルー育ちの日系人タクシー運転手・寒竹一将(役所広司)と出会い、彼のタクシーで伊豆へ向かうことになるのだが……!?
おすすめポイント
オリジナルビデオ作品として発売されたあと、大きな反響を呼んで、劇場公開されるに至ったという経緯のある本作。
やはり、原田眞人監督の出世作といえば、この『KAMIKAZE TAXI』ですね。
本作を偏愛している映画ファンもたくさんいる必見作でもあります!
女優さんがあっけらかんと脱いでいるのも、なんだか懐かしいというか、「映画ってこうだったようなぁ……」と感慨深いものを感じさせられますね。
おすすめです!
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『バウンスkoGALS』
最後にご紹介するのは、1997年公開の映画『バウンスkoGALS』。
出演は、佐藤仁美、佐藤康恵、岡元夕紀子、役所広司、村上淳、矢沢心、桃井かおり、など。
あらすじ
東京・渋谷、金曜日の午後──。
援助交際で小遣い稼ぎをしていたコギャル仲間がヤクザに脅されたことがきっかけとなり、リーダー格のジュンコ(佐藤仁美)は、そのヤクザ・大島(役所広司)に取引を持ちかけることに……。
一方、アメリカ留学への出発を明日に控えたリサ(岡元夕紀子)は、その資金作りのために立ち寄った渋谷のブルセラショップで、怪しいビデオ出演のアルバイトに誘われて……!?
念のために簡単にご説明しておくと……
「ギャル」という言葉は、1970年代初頭に誕生したようですが、1990年代には、渋谷「109」などに代表される特徴的なファッションをした女性たちが「ギャル」と呼ばれていて、そのなかでも、女子高生や女子中学生などの若い世代が「コギャル」「マゴギャル」などと呼ばれていました。
おすすめポイント
そんな90年代の物語と街並は、いまでは遠い過去のものになりつつありますが……本作で描かれる10代の切実な青春の姿は、間違いなくいまの若い観客にも届くものがあるはず!
90年代に青春を過ごした世代としては、原田眞人監督作品といえばコレ!という、いちばんのお気に入り映画であり、人生オールタイムベストの1本でもあります。
なんといっても、本作で映画初出演・初主演を飾った岡元夕紀子さんのみずみずしい輝きは、永遠に色褪せることはない特別なもの!
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まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、おすすめの日本映画として原田眞人監督の手がけた必見作5作品をご紹介させていただきました!
みなさんもぜひ、お気に入りの俳優さんを見つけつつ、それぞれの映画を楽しんでみてください!
おすすめ!
というわけで、今回は以上「【アマゾンプライムビデオ】おすすめ邦画|原田眞人監督の映画5選!」でした!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた!
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