映画監督から映像演出を学ぼう④【YouTube動画で学べる】

4月 2, 2022

映画監督から映像演出を学ぼう④【YouTube動画で学べる】

 

今回は、「映像演出」のヒントを教えてくれる動画についてご紹介します!

 

以前に公開したシリーズ記事「映画監督から映像演出を学ぼう」の第4弾です!

 

映画制作に関わりたい方だけでなく、映像制作に興味がある方にとって大いに参考となるスキルがたくさん詰まっていますので、ぜひお楽しみください!

こんな方におすすめ

  • 動画制作・動画編集に興味がある方
  • 映像の演出スキルを上げたい方
  • 映画監督・シナリオライターを目指している方

 

映画監督から映像演出を学ぼう④【YouTube動画で学べる】

今回も、YouTube動画「DIRECTOR’S TRADEMARKS」から学んでいきます!

さっそく順番に見ていきましょう。

 

M・ナイト・シャマラン

まず最初にご紹介するのは、ハリウッドの人気映画監督M・ナイト・シャマラン

幼い頃から8ミリカメラを回しニューヨーク大学・映画学科で学んだというM・ナイト・シャマラン監督。

ブルース・ウィリス主演で世界的に大ヒットした『シックス・センス』以降、『サイン』『ヴィレッジ』『スプリット』『オールド』など数々の話題作を手がけています。

 

M・ナイト・シャマラン作品の特徴(映像演出と技術)をご覧ください!

 

M・ナイト・シャマランのトレードマークとして紹介しているのは、以下のとおり。

(翻訳は、大体こんな内容かなというくらいでご理解ください)

M・ナイト・シャマランのトレードマーク
SUPERNATURAL REALITIES……FOUND IN PHILADELPHIA
 フィラデルフィアで、超現実的な出来事を発見しがち。
QUIET CHARACTERS……AND YOUNG OUTCASTS
 物静かなキャラクターとか……のけ者にされた若者を描きがち。
RELIGIOUS THEMES……AND USE OF GOD’S EYE ANGLE
 宗教的なテーマとか……神の視点アングルでの撮影を多用する。
REVEALING REFLECTIONS……WITH FIRST-PERSON POV
 あと、一人称の主観映像で、心理的な内面を描くことも多い。
FOREGROUND DOORWATS……FRAMING BACKGROUND DEPTH
 ドア越しのショットで、フレーミングに奥行きを作ったり……
FOREBODING FOOTSTEPS……AND USE OF THE COLOR RED
 悲しげな足音とか……赤色の使い方が印象的。
CAMEOS BY THE DIRECTOR HIMSELF……
 監督自身がカメオ出演していて……
AND ALWAYS A SURPRISING TWIST
 そして、たいていいつもびっくりするどんでん返しで映画が終わりがち。

 

M・ナイト・シャマラン監督は、一部の映画ファンから熱い支持を受けている印象がありますが……ぶっちゃけ好き嫌いは大きくわかれる作風だと思います(笑)

とはいえ食わず嫌いはもったいないので、まだご覧になっていない作品があれば、ぜひご覧になってみてください!

 

今回は、最新作『オールド』をピックアップしました。

 

映画を観る

 

ヨルゴス・ランティモス

続いてご紹介するのは、ギリシャの映画監督ヨルゴス・ランティモス

その作風は、ひと言でいえば「不条理なブラックコメディ」。

やはり好き嫌いは大きくわかれる作風だと思いますが、そのぶん刺激的に感じられる方も多いはず!

 

ヨルゴス・ランティモス作品の特徴(映像演出と技術)をご覧ください!

 

ヨルゴス・ランティモスのトレードマークとして紹介しているのは、以下のとおり。

ヨルゴス・ランティモスのトレードマーク
AWKWARD ADULTS……IN SURREAL,STERILE ENVIRONMENTS
 シュールで無菌室のような世界に生きる不器用な大人を描きがち。
CHILDLIKE CHARACTERS……DEALING WITH LOSS AND LONGING
 また、子供っぽいキャラクターが喪失と熱望に向き合いがち。
DARK HUMOR……AND ABSURD CIRCUMSTANCES
 そして、不条理な状況でのブラックなユーモアを描きがち。
ODD BEHAVIOR……AND BLINDFOLDS
 奇妙な行動とか……目隠しとか……
BEHIND-THE-HEAD ANGLES……AND HANDHELD TRACKING SHOTS
 頭ごしのアングルとか……手持ちカメラで対象を追いかけるショットとか……
SLOW MOTION……AND HEADS CUT OUT OF THE FRAME
 スローモーションとか……頭を切った奇抜なフレーミングとか……
SUDDEN BURSTS OF VIOLENCE……AND AMBIGUOUS ENDINGS
 突発的な暴力とか……曖昧な結末なんかを描きがち。

 

上記のビデオをご覧いただいただけでも、ヨルゴス・ランティモス監督がとても特徴的な作風を持っていることが良くわかるのではないでしょうか。

いわゆるフツーのエンタメとはまるで違う味わいの作品ばかりです。

今回は、第91回アカデミー賞・主演女優賞を受賞(オリビア・コールマン)した映画『女王陛下のお気に入り』をピックアップしました。

 

興味のある方は、ぜひこの機会にご覧になってみてください!

 

映画を観る

 

ソフィア・コッポラ

続いては、やはり人気映画監督のソフィア・コッポラ

父親は、巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督です。

近年では、2018年公開の映画『The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ』第70回カンヌ国際映画祭・監督賞を受賞したり、オペラ『椿姫』の演出に挑んだりと、意欲的な作品制作とともに高い評価を受けています。

 

ソフィア・コッポラ作品の特徴(映像演出と技術)をご覧ください!

 

ソフィア・コッポラのトレードマークとして紹介しているのは、以下のとおり。

ソフィア・コッポラのトレードマーク
DREAMY COLOR PALETTES
 ドリーミーな色彩感覚が特徴的。
FEMALE PERSPECTIVES
 そして、女性の視点で物語が描かれがちです。
CRUSHING LONELINESS
 あと、孤独に押しつぶされそうになったり……
LOOKING THROUGH VEHICLE WINDOWS
 車窓ごしの景色を眺めがち。
RECURRING CAST/KIRSTEN DUNST/BILL MURRAY/RASHIDA JONES
 常連俳優は、キルスティン・ダンストとかビル・マーレイとかラシダ・ジョーンズとか。
LUXURY ON DISPLAY
 また、高級なディスプレイを利用しがちで……。
TENSE MEAL SCENES
 食事のシーンには緊張感漂いがち。
SWIMMING POOLS
 あと、スイミングプールが出てきがちだったり……
IMPACTFUL MESSAGES
 手紙が重要な小道具だったり……
CONTEMPLATION OF NATURE
 自然を見つめがち。
PLAYFUL MONTAGE
 そして、遊び心のある編集が目を惹きます。

 

ここまでご紹介した監督のなかでは、いちばん気軽に観やすい作風かもしれません(笑)

しかしそれだけではなく、偉大な父親とはまた違う作風とキャリアを築いてきたソフィア・コッポラ監督の作品からも、やはり多くのことが学べるはず。

 

映画ファンならぜひチェックしておきたい作品ばかりです!

 

映画を観る

 

キャリー・ジョージ・フクナガ

次にご紹介するのは、アメリカ・カリフォルニア州出身の日系アメリカ人監督キャリー・ジョージ・フクナガ

長編監督デビュー作『闇の列車、光の旅』以降、数々の話題作を手がけてきた実力派の映画監督!

2021年公開の映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を手がけたことでも話題となりました。

 

キャリー・ジョージ・フクナガ作品の特徴(映像演出と技術)をご覧ください!

 

キャリー・ジョージ・フクナガのトレードマークとして紹介しているのは、以下のとおり。

キャリー・ジョージ・フクナガのトレードマーク
TALES OF INNOCENCE LOST
 イノセンスの喪失を描く物語を描きがち。
DIVERSE LOCALES
 また、多様な地域性だったり……
GRITTY REALISM
 骨太なリアリズムだったり……
SOCIAL OUTCASTS
 社会的な追放者だったりが描かれがち。
MAJESTIC TREES
 そして、雄大な木が印象的。
PALPABLE DREAD
 あと、めちゃくちゃリアルな恐怖を描いたり……
INTRICATE LONG TAKES
 めちゃくちゃ複雑な長回しショットを用いたり……
DREAMS AND VISIONS
 夢や幻想的なショットだったり……
FRAMES WITHIN FRAMES
 フレーム内にもうひとつのフレームを作るようなアングルなんかが特徴的。
TWILIGHT LANDSCAPES
 そして、夕暮れの風景も描かれがち。

 

キャリー・ジョージ・フクナガ監督は映画だけでなく、大きな話題となった傑作ドラマ『トゥルー・ディテクティブ』や、ネットフリックスの『ビースト・オブ・ノー・ネーション』なども見逃せない作品となっています。

 

今後どのような作品を手がけていくのか、その活動が注目される重要監督だと思います!

気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

 

映画を観る

 

ジェームズ・キャメロン

最後にご紹介するのは、いまやハリウッドを代表する巨匠映画監督となったジェームズ・キャメロン

これまでに、『ターミネーター』『エイリアン2』『タイタニック』『アバター』など、映画史に残る大ヒット映画を手がけてきています。

 

ジェームズ・キャメロン作品の特徴(映像演出と技術)をご覧ください!

 

ジェームズ・キャメロンのトレードマークとして紹介しているのは、以下のとおり。

ジェームズ・キャメロンのトレードマーク
FIERCE FEMALE CHARACTERS
 激しい女性キャラクターが出てきます。
SQUAD GOALS
 あと、チームで目標に向かっていきがち。
MONITORS……LOTS OF MONITORS
 たくさんのモニターが出てきたり……
THIS COLOR BLUE
 こんな青色とか……
AERIAL AWE
 驚くような空中の映像とか……
UNDERWATER WORLDS
 水中の世界とかが描かれがち。
RECORD-BREAKING BUDGETS
 さらに、記録を破る予算を使いがちで……
VANGUAD VISUAL FX
 視覚効果の先駆者でもあります。
SUPERIOR FIREPOWER
 そして、火を使った撮影の代表みたいな監督でもあります。

 

あまりに有名作品ばかりで、かえって観る機会を失っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

けれど、人気作品には間違いなくそれなりの理由があります。

エンタメに関わる仕事をされている方なら、ぜひそんなことにも注意しつつ観ておきたい作品ばかりですね。

 

今回は『タイタニック』をピックアップしてみました!

 

映画を観る

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、「映画監督から映像演出を学ぼう」第4弾として、「DIRECTOR’S TRADEMARKS」の動画シリーズから5人の映画監督のさまざまな特徴と技術をご紹介させていただきました!

 

映画にはたくさんのアイデアと技術が詰まっています。

そして、クリエイター独自のさまざまな「個性」こそが、多くのファンを惹きつける魅力の秘密なのではないでしょうか?

 

ぜひ興味のある方は、たくさんの作品を観て、映像演出のスキルを盗み出してくださいね!

 

おすすめ!

 

というわけで、今回は以上「映画監督から映像演出を学ぼう④【YouTube動画で学べる】」でした!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

それではまた。

 

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