数年前から流行っている「パパ活」は、コロナ禍の影響もあって想像以上に広まったようです。
そこで今回は、「パパ活」に関心をお持ちの方・「パパ活」に興味がある方に向けて、「パパ活」の具体的な内容と、おすすめ書籍『パパ活女子』をご紹介させていただきます!
ぜひ最後までお読みください!
こんな方におすすめ
- 「パパ活」について関心がある方
- 「パパ活」をやっている人に興味がある方
- 「パパ活」の相場を知りたい方
「パパ活」は出会いの場?肉体関係○万円!?『パパ活女子』から学ぶ
まず最初に、今回の記事を書くきっかけとなった書籍をご紹介させていただきます。
『パパ活女子』(著:中村淳彦)
概要
「パパ活」とは、女性がデートの見返りにお金を援助してくれる男性を探すこと。
拡大する格差に劣化する性愛、日本のいびつな現実を異能のルポライターが活写する。
著者は、AV女優や風俗、介護などの現場でフィールドワークを行い、執筆を続けるノンフィクションライター・中村淳彦(なかむら・あつひこ)。
『パパ活女子』の目次
第一章 女子たちが没頭する「パパ活」とはなにか?
第二章 パパ活の模範として機能する「交際クラブ」
第三章 パパ活男性をウンザリさせる「茶飯女子」
第四章 パパ活サイトの女性会員は31パーセントが「女子学生」
第五章 日本社会からこぼれ落ちる「中年パパ活女子」
興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください!
というわけで今回は、おすすめ書籍『パパ活女子』をもとに、具体的な「パパ活」について学んでいきます!
「パパ活」の定義とは?
最初に、「パパ活」とはどのように定義されるものなのか見ていきます。
上記の(『パパ活女子』の)「概要」には、「「パパ活」とは、女性がデートの見返りにお金を援助してくれる男性を探すこと」とありました。
一方、「パパ活」と似た言葉に「援助交際」というものがありますが、その意味は「パパ活」とイコールではありません。
パパ活と援助交際はどう違うのか?
「パパ活」と似たイメージがありますが、「援助交際」とは具体的にどうのようなものなのでしょうか?
「パパ活」との違いも含めて見ていきます。
援助交際とは?
「援助交際」という言葉が生まれたのは1994年といわれています。
渋谷から発生した女子高生たちのギャル文化やブルセラブームとともに生まれたのが「援助交際」という現象で、不特定の男性を相手に「割り切った性的行為」を売るもの。
そのため、「援助交際」では疑似恋愛のような継続した人間関係は前提としていません。
(ブルセラショップは、1992年頃に誕生しました。女子高生の制服や体操服などの中古服を販売し、社会的にも大きな関心を呼びました)
充分ご注意ください!
一方、「パパ活」は「特定の相手との自由恋愛」を指すとされていおり、イコール「援助交際」「売春・買春」ではない、ということになるようです。
あらためて、ご紹介した書籍『パパ活女子』から「パパ活」についての定義を取り上げます。
パパ活とは?
「パパ活」の語源は、かつて「デートクラブ」「愛人バンク」などと呼ばれた「交際クラブ」です。
そして、具体的に「パパ活」を定義するものとして、下記の3点が挙げられます。
① デートして、その見返りに金銭的な援助をしてくれる男性を探すこと。
② 第三者が関わることなく、自己決定する。
③ 18歳以上。
逆に言えば、下記のような関係は「パパ活」とは見なされません。
未成年(18歳未満)との関係。
業者や第三者に管理されている女性との関係。
こうしたことからわかるのは……
「パパ活」とは、恋愛を求める(お金を持っている)男性と、擬似恋愛の関係性を売る(お金が欲しい)女性とのマッチングによって成立するもの、ということです。
「パパ活」しているのは、どんな人?
では、具体的にどのような人が「パパ活」をしているのでしょうか?
ここでもやはり『パパ活女子』から引用させていただきます。
パパ活男性は40代が37パーセントと、団塊ジュニア世代(昭和45年〜昭和49年生まれ)、就職氷河期世代(昭和45年〜昭和55年生まれ)の勝ち組男性が中心となっている。
一方、女性については……
あらゆるタイプの女性がパパ活市場に参入しているので十人十色。
と書かれているように、幅広い世代にわたっているようです。
例えば本書で紹介されている女性には、下記のような人たちがいます。
20歳・無職
21歳・大学生
25歳・アルバイト
27歳・医療従事者
32歳・元アイドル
33歳・会社員
20〜30代女性にとっては、手っ取り早くお金を得る方法として「パパ活」という選択肢がある。
と、理解することもできますが、コロナ禍による「就職難」などにより、「パパ活」を利用するくらいしか、「今すぐ必要なお金を手に入れる方法がない」とも考えられます。
「パパ活」の始め方は?
続いて、「パパ活」の始め方についても見ていきます。
「パパ活」は、会員制の交際クラブや、出会い系・パパ活専用のアプリを通して行われているようです。
パパ活女子は20代が中心で、パパ活の主戦場も、スマホ一つで活動できるパパ活サイト、パパ活アプリになっている。
と、『パパ活女子』にもあるとおり、手軽なアプリが多く利用されているようです。
というわけで、簡単ではありますが、以下に人気のパパ活アプリ・交際クラブを挙げてみます。
人気のパパ活アプリ・交際クラブ
シュガーダディ
シュガーダディの特長
「魅力的な女性」と「成功した男性」のマッチングサービス。
年収証明書を提出するなど、審査を通過した男性会員のみが登録。
男性会員3割、女性会員7割で、女性会員の割合が高い。
paters(ペイターズ)
patersの特長
夢を追う女性と、それを応援する男性をマッチングするアプリ。
マッチング数1200万突破!
夢に向かって努力する女性が数多く登録している。
ユニバース倶楽部
ユニバース倶楽部の特長
⽇本で唯⼀全国展開している会員制交際クラブ。
全国14拠点に展開しているため、登録数が圧倒的に多く、札幌・仙台・東京(新宿・恵⽐寿・銀座)・⼤宮・千葉・横浜・新潟・名古屋・⼤阪・京都・神⼾・広島・福岡・沖縄でスムーズな出会いが楽しめる。
毎⽉、男性130名前後、⼥性800名前後が新たに⼊会。
⼥性は18歳以上(⾼校⽣は不可)の現役⼤学⽣から、OL、ナース、美容部員、キャビンアテンダント、モデル・タレントの卵まで。(顔出しせずに登録可能)
男性は会社経営者、社⻑、医者、⼤学教授、法律関係、不動産、アパレル、芸能・マスコミ、IT系など。
男性・⼥性ともに全員⾯接し、⼊会審査を通過した方のみが利用しているため、アプリ等での出会いより安⼼安全。
個⼈情報保護⼠が在中し、個⼈情報の保護にも⼒を⼊れている。
「パパ活」の相場はいくら?
あわせて、「パパ活」の相場についても見てみましょう。
『パパ活女子』によると、「パパ活」の相場は下記のような目安になります。
お茶だけなら、5,000円 〜 1万円
食事なら、1万円程度
肉体関係なら、2万円 〜 4万円以上
一例として、「パパ活」を利用している男性の発言を本書『パパ活女子』から抜粋します。
「パパ活はめちゃめちゃお金がかかります。単純なことだけど、女の子と会うじゃないですか。新しい女の子に会うたびに交際クラブに5万円を払う。
(中略)
それからご飯に2万円がかかるとしましょう。さらにホテルに2万円、女の子への小遣い5万円。一度のデートで14万円ですよ」
この男性は「交際クラブ」を利用しているため、その会員費・利用費が必要となるようですが、仮に「交際クラブ」を使わない場合であっても、1回デートするだけでかなりのお金を使うことになりそうです。
なんだか……「擬似恋愛」という楽しさにお金を使っているつもりの孤独な中年男性が、実のところは、お金を使って「孤独」や「虚しさ」を買い増しているような悲哀というか愚かさも感じられますね。
いずれにしても、「パパ活」という関係性が背後に持つ「社会的状況」や「格差社会」と同じように、「パパ活」という関係性が生み出す「孤独」と「虚しさ」は、いまこの社会に蔓延しているものなのかもしれません。
「パパ活」の背後にあるものとは?
例えばいまの学生は、親世帯の収入減、学費高騰、アルバイトの報酬減、消費増税、などから深刻な経済的苦境に陥りやすいと言われます。
しかし、そうした困難な状況に陥っているのは学生だけではありません。
パパ活女子は20代だけではない。女性の貧困、晩婚、低賃金、配偶者による経済的虐待、男尊女卑、コロナなどさまざまなネガティブな要因が重なって、全世代に広がっている。
(『パパ活女子』より)
それは、「パパ活」をしている男性・女性についても同様です。
なぜなら、問題は「パパ活」自体ではなく、その背後にある社会状況だからです。
いま一度『パパ活女子』から抜粋します。
パパ活はすでにピークである。
パパ活は一過性の流行ではなく、今後も現状のピークが横這いでずっと続いていくだろう。パパ活の発生源は学生の貧困と女性の低賃金、それと若い女性と恋愛がしたい中年男性の欲望である。
かつて、団塊の世代(戦後のベビーブーム世代)の男たちは、「援助交際」で未成年を買い、海外では後進国の若い女性たちを買い漁ってきました。
そして、その息子たち(段階ジュニア世代)は、尾崎豊を聴きながら大人たちに反抗する10代を過ごしていましたが、その30年後には、父親と同じように「パパ活」にいそしんでいます。
一方、かつてブルセラショップで下着を売っていた女子高生たちは、その30年後に母親となり、その娘たちがいま、経済的苦境のなかで「パパ活」で稼ぐしか方法を持たなくなっているのです。
そうして、「売春・買春」が「援助交際」へと変化したように、「パパ活」もまたさまざまにカタチを変化させながら、(今後ますます広がっていく格差社会のなかで)続いていくのでしょう。
それはつまり、私たちの「孤独」と「虚しさ」もまた、同じように続いていくということでもあるのかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、コロナ禍の影響もあって大きな社会問題ともなった「パパ活」について書かせていただきました。
いま(2022年10月)、連日ニュースを賑わせているとおり、円安が止まりません。
このブログでも「投資」については積極的に記事を書いていますが、この資本主義の世の中は、今後ますます「お金」中心の考え方が表層を覆っていくのかもしれません。
そんななかで生きていく私たちは、だからこそ、知らず知らずのうちに「お金」に振り回される生き方になってしまわないように注意が必要です。
そしてそのためには、この「社会そのもの」について考え続けていくことが大切になってくるのでしょう。
というわけで今回は以上、「「パパ活」は出会いの場?肉体関係○万円!?『パパ活女子』から学ぶ」でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた。
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