長年ハリウッドスターとして活躍を続けているトム・クルーズは、さまざまな映画監督とタッグを組みながら、1980年代から途切れることなくそのキャリアを築いてきました。
というわけで今回は、トム・クルーズがこれまでに主演した代表作3作品をご紹介しつつ、トム・クルーズがハリウッドスターであり続ける理由を考えてみたいと思います。
最後までお読みいただけたら嬉しいです!
こんな方におすすめ
- 面白い映画が観たい方
- トム・クルーズに興味がある方
- 映画選びに失敗したくない方
ハリウッドスターである理由|トム・クルーズの代表作は?【映画】
それではさっそく、トム・クルーズのプロフィールから見ていきましょう!
トム・クルーズは、1962年7月3日生まれ、アメリカ・ニューヨーク州出身の俳優。
高校時代に演劇を学び始め、高校を中退して演技学校に進学。
1981年に、ブルック・シールズ主演の映画『エンドレス・ラブ』でデビューすると、『卒業白書』『レジェンド』でブレイクし、1986年には映画『トップガン』に主演。瞬く間にスターダムへと登り詰めました。
その後も、『レインマン』『ア・フュー・グッドメン』『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』『ミッション:インポッシブル』シリーズなど大ヒット作を連発し、現在に至るまで世界的なトップスターとして君臨し続けています。
またこれまでに、『7月4日に生まれて』と『ザ・エージェント』でアカデミー賞・主演男優賞、『マグノリア』でアカデミー賞・助演男優賞にそれぞれノミネートされています!
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20代前半でブレイクして以来、40年あまりトップスターの地位に居続けているというのは、ほんとうに驚異的なことだと思います。
それでは、作品ごとにその秘密を探っていきましょう!
『宇宙戦争』
まずご紹介するのは、2005年に公開された映画『宇宙戦争』。
手がけたのは、名実ともにハリウッドのトップ監督、スティーブン・スピルバーグです。
出演は、トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ミランダ・オットー、ティム・ロビンス、など。
あらすじ
ニュージャージーの湾岸地帯で働く平凡な労働者レイ(トム・クルーズ)。
ある日レイは、離婚した妻と暮らすふたりの子供たちと久しぶりに面会するのだが……そんなとき突然、地中から正体不明の「謎の存在」が現れて、街はパニックに!
未知の侵略者に襲われ、街が破壊される混乱のなか、レイは子供たちを守るために奔走するのだが……!?
おすすめポイント
スピルバーグが描く「壊れた家族と親子関係」という設定のなかで、トム・クルーズが巨大な恐怖から逃げることしか術のない父親を演じた本作は、トップスターとしてのそのキャリアの中でも特に重要な一作となっています。
「ヒーロー」とは真逆の、「平凡な労働者」を演じた意欲作であり、スティーブン・スピルバーグ監督の歪な個性が存分に発揮された良作映画でもあります!
そんな本作の役柄にも現れているように、トム・クルーズという俳優の面白さは、「ハリウッドスターがヒーローを演じること」に自覚的なんだろうなと思わされるところです!
『ミッション・インポッシブル』シリーズなどに代表されるように、「ヒーローとしてのトム・クルーズ」を演じる一方で、あえてそのヒーロー像を崩すような役柄にも積極的にチャレンジし続ける「柔軟さ」こそが、トム・クルーズが長年ハリウッドスターとして第一線で活躍し続けているもっとも大きな理由なのではないかと思うのです。
ぜひご覧ください!
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『コラテラル』
続いては、2004年に公開された映画『コラテラル』。
監督は、『ヒート』『ALIアリ』などの巨匠マイケル・マン。
出演は、トム・クルーズ、ジェイミー・フォックス、ジェイダ・ピンケット=スミス、マーク・ラファロ、ピーター・バーグ、ハビエル・バルデム、ジェイソン・ステイサム、など。
あらすじ
平凡なタクシー運転手・マックス(ジェイミー・フォックス)は、ある日、ひとりの男性客を乗せロサンゼルスの街を廻ることに。
しかし、紳士的なビジネスマンかと思ったその男の正体は、プロの殺し屋・ビンセント(トム・クルーズ)で……!?
そうして、マックスは、「ひと晩で5人の標的を抹殺する」というビンセントの企てに協力させられ、悪夢のような一夜を過ごすハメになってしまうのだが……!?
おすすめポイント
公開当時、マイケル・マン監督が「夜のロサンゼルスの街並みをとらえるため、全編デジタル撮影した」ことでも話題になった本作。
トム・クルーズが、プロの殺し屋という「アンチヒーロー」を大胆に演じた良作映画です!
そんな本作は、トム・クルーズが、ジェイミー・フォックス、マーク・ラファロ、ハビエル・バルデム、ジェイソン・ステイサムなど、公開当時はまだ大ブレイクする前だった実力派俳優と共演しているのも大きな見どころのひとつ。
トム・クルーズが、出演作のキャスティングにどのような係り方をしているかはわかりませんが……その多くの出演作で、(すでに大スターになっている人気俳優ではなく、ブレイク直前の)実力派俳優と共演している、ということは重要なポイントだと思います。
とくにヒロイン役に起用される女優は(『アウトロー』のロザムンド・パイク、『バニラ・スカイ』のペネロペ・クルス、『ザ・エージェント』のレニー・ゼルウィガーなどなど)、トム・クルーズとの共演作がその後のキャリアを大きく飛躍させるきっかけにもなっています。
いずれにしても、人気だけではなく、ちゃんと実力のある俳優との共演は、トム・クルーズ自身にとっても大きな刺激になり、そのキャリアにも良い影響を与えているのではないでしょうか。
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『アイズワイドシャット』
最後にご紹介するのは、1999年に公開された映画『アイズ・ワイド・シャット』。
監督は、『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』などのスタンリー・キューブリック。
本作の完成直後、1999年に亡くなったキューブリック監督の遺作となった作品でもあります。
出演は、トム・クルーズ、ニコール・キッドマン、シドニー・ポラック、など。
あらすじ
ニューヨークで暮らす内科医ウィリアム(トム・クルーズ)。
美しい妻アリス(ニコール・キッドマン)と6歳の娘とともに何不自由ない生活を送るウィリアムだったが、ある夜、妻のアリスから「ほかの男に性的欲求を感じた」と告白され、大きなショックを受けて……!?
やがて、妄想に取りつかれて深夜の街をさまよい歩くことになったウィリアムは、とある館で行われている秘密のパーティへと足を踏み入れることになるのだが……!?
おすすめポイント
撮影当時、実際に夫婦だったトム・クルーズとニコール・キッドマンを主演に迎えたことでも大きな話題となった本作。
真実と虚構というこの映画のモチーフが、そのキャスティングにも適用されたスタンリー・キューブリック監督の傑作です。
そんな本作では、とてもチャーミングなトム・クルーズの笑顔が、とてつもなく愚かで低俗なニヤニヤしたアホヅラに見えてくる……というキューブリックの視線の容赦なさが存分に感じられます。
果たして、そんなふうに他者から見つめられるという体験は、ハンサムなスター俳優にとって、一体どのようなものだったのでしょうか?
屈辱でもあり、思いがけない自分自身の側面を知るという大きな快感でもあり……そんな感じでしょうか。
もしそうならば、このキューブリック作品への出演は、トム・クルーズにとてつもなく大きな影響を与えたと考えられます。
その証拠に、本作に後に続く2つの出演作は、トム・クルーズのキャリアの中でも際立って奇抜なものとなっています。
本作の翌年に公開されたポール・トーマス・アンダーソン監督の『マグノリア』では、情報商材を売る怪しいセックスシンボルを演じ、さらにその翌年には、キャメロン・クロウ監督の『バニラ・スカイ』で、自らの顔を失う男の悲劇を演じているのです。
そして、それ以降のトム・クルーズのキャリアは(『ミッション:インポッシブル』シリーズや、『宇宙戦争』『ナイト&デイ』などなど)、「ハリウッドスター」としての自分自身を客観的に利用した役柄を演じることで、さらなる飛躍を遂げていったのだと思うんです。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、トム・クルーズ主演最新作『トップガン マーヴェリック』とあわせて、代表作3作品をご紹介させていただきながら、「トム・クルーズがハリウッドスターであり続ける理由」について考えてみました!
さまざまな監督の作品に出演することで、自らのイメージを客観的に捉え、さらにはそのイメージをうまく利用した役柄を演じながら、実力のある共演者から多くの刺激を受けて、キャリアを積んでいく……
そんなトム・クルーズの仕事ぶりは、出演映画それぞれの魅力とはまた別に、とても刺激的ですよね!
そして、同じく俳優をされている方や、これから俳優を目指そうと考えている若い方だけでなく、さまざまな立場の方にとって参考にできる部分があるんじゃないかと思います。
おすすめ!
というわけで、今回は以上「ハリウッドスターである理由|トム・クルーズの代表作は?【映画】」でした!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた!
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