ところがそのタイミングで、飛行機の出発時間が予定よりも1時間早いものに変更されていたことに気付いて、唐突に切羽詰まった状況へと追い込まれてしまったのでした……!
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【コロナ後はじめての海外旅行(21)】国際線(チェックイン)は何時間前に空港に行くべきか? 2023年タイ旅行の終わり
と、切羽詰まった僕はBTSナナ駅から乗り込んだ電車のなかでヤキモキ。
やはりこれはピンチかもしれない……。
なんとか、このまま電車がスムーズに空港に到着することを願うしかありません。
ここまでお読みになって、「なんだか大げさに悩んでるなぁ」と思われた方もいるかもしれませんが……実は、僕は以前、国内線の飛行機に乗り遅れたことがあるんです。
そのときは単純に寝坊が原因だったわけですが、間に合うかどうかギリギリの時間に到着した羽田空港内をダッシュしてチェックインカウンターに向かったものの、結果的には5分くらいの差でアウト!
その瞬間のガッカリ感といったら……
ちなみに、そのときは幸運にも航空会社スタッフさんの好意的な配慮で、1時間後の便に無料でチケット変更をしていただけたので大変感謝しました。
しかしそのような幸運は稀なことでしょうし、空いている国内線ならともかく、国際線では別の便のチケットがすぐに手に入るかどうかさえわかりません……。
そんなわけで、必要以上に焦りながら電車に乗っていると、やがてBTSパヤータイ駅に到着!
そこでエアポート線に乗り換え。
大急ぎで乗り換えるホームに向かうと、運よく電車がすぐにやって来ました!
と、僕は内心大慌てでしたが、そんなことお構いなしに、乗り込んだ電車はいっこうに出発する気配がありません……。
思わず叫び出しそうになりましたが、数分経ったところで、あらたに乗り継ぎの電車が接続したらしく乗客が乗り込んで来て、それから少しして電車も出発しました。
パヤータイ駅を出発したら、あとは、終点のスワンナプーム空港に到着するのを待つことしかできません。
そんなタイミングで、あらためてWEBチケットを確認してみると……チケットには「空港でのチェックインは必要ない」旨の記載があります。
だとしたら時間的には大丈夫そうだけど……でも、出発した成田空港では、同様のWEBチケットで「空港でのチェックインも必要」という記載があったので、いまいち判別がつきかねます。
そして、万が一成田空港のときのように「カウンターに並べ」と言われ、その列が1時間以上かかる大行列だったら……?
ちなみに、今回の僕の場合は、預ける荷物はなく大きめのリュックとサイドバックだけなのですべて機内に持ち込める範囲です。
そのためカウンターに並ぶ理由がないといえば無いわけですが……
これまで国際線の飛行機を利用した経験も少ないですし、そこでトラブルに遭遇したこともないので、よくわからないことが多くて不安ばかりが募ります……。
ただそれだけを願うなか、ようやく電車は終点・スワンナプーム空港駅に到着したのでした!
大行列のチェックインカウンター!
時刻は予定どおり12時ちょうどくらい。
大急ぎで改札を出た僕は、まず、昼間に空港へと送っておいた荷物を受け取るため「AIRPORTELs」のカウンターへ。
で、荷物(機内持ち込みができるサイズのリュック)を受け取った僕は、そのまま颯爽とチェックインカウンターへ向かいました。
なんとか時間的には大丈夫そうだぞ。
あとは、スムーズに出国審査へ進むことさえできれば……。
そんな願うような気持ちで、空港のエスカレーターを昇って、出国フロアにやって来ました……。
ところが!
たどり着いたフロアで目に入ってきたのは……
チェックインカウンターに並ぶ長蛇の列!
もう一度言います。
チェックインカウンターに並ぶ長蛇の列!
深夜便ということで、空港自体は混雑とはほど遠いのですが、僕が利用するエアアジアのカウンターだけが、「200〜300人いるのでは?」という大行列なのです。
不安的中。
最悪のシナリオが目の前に広がっています。
これが現実……。
そうです、容赦ない現実なのです。
思わず絶望的な気分でその場にくず折れてしまいそうになりましたが……
しかし、すでに僕もいい歳をした大人です。
絶望に襲われながらも、必死に平静を保って考えました。
そう考えた僕は、行列の近くにいたエアアジアの制服を着たスタッフに声をかけました。
すると、その若い男性スタッフは僕が差し出したワクチン接種証明書とスマホの画面をじっと見て、なにやら顔をしかめています。
一瞬で大きな不安が襲いかかってきます。
男性スタッフは、顔をしかめたままじっとスマホを見ています。
そして……しばし時間が止まったかのような沈黙が続きました……。
永遠に続くかのようなそのジャッジメントにさらされて、息が止まるのではないかという緊張感が僕を追い詰めて来ます。
そんな断末魔の叫びをあげそうになっていると、ふいに顔を上げたスタッフがあっさりこう言いました。
オッケーなの⁉︎
だったら、いまのしかめっ面と沈黙はなんだったんだよっ!
ホッとした途端、逆ギレしそうになりましたが……さすがにそんなことしていたら情緒不安定な変なおじさんになってしまうので、ひきつった笑顔で「ありがとう」と感謝を伝えます。
必要以上に緊張感を味わってしまいましたが……まあとにかく、トラブルに発展することなく飛行機に乗れそうだとわかり、心底安心しました!
旅のメモ
海外の国際空港から帰国する場合、いったい何時間前に空港に行くのが良いのでしょうか?
僕のように、海外旅行にそれほど慣れていない方は悩ましく感じる問題かもしれませんので、参考のためにメモしておきます。
今回は、タイ旅行でスワンナプーム空港を利用した場合(深夜便)の話ですが、出発2時間前に空港チェックインカウンターは長蛇の列でした。
(ワクチン接種証明の提示が必要な時期でもありました)
そのため、(昼間はさらに時間がかかると見積もるとしたら)チェックインカウンターで荷物を預ける場合には、やはり3時間前には空港到着しておくのが安心ではないかと思われます。
荷物を預けず、事前にWEBチェックインする場合は2時間前でも余裕を感じましたが、万が一のトラブルなどを考えると、やはり3時間前には空港に行くのが安全、というのが個人的な感想です。
いよいよ帰国!
しかし、まったく人間とは愚かなものですね。
間に合ったら間に合ったで、またあらたな問題を感じはじめました。
とはいえ、「間に合わない」という恐怖に比べたら、「時間を持て余す」ことなど大した悩みではありません。
気分はもう大富豪にでもなったかのように、余裕たっぷりです。
のんびりした心持ちのまま、スムーズに出国手続き、荷物検査、パスポートチェックなどを終えてイミグレを通り抜けます。
その後、マクドナルドで腹ごしらえをして時間をつぶし、トイレでササッと着替えを済ませて、搭乗ゲートへ向かいました。
写真は撮り忘れてしまいましたが、量も値段も日本の3倍くらいありました。
その後、ゲート前のスペースで30分くらい待ったところで搭乗開始。
途中、目が覚めて少し本を読んだりしましたが、約7時間のフライトであっという間に日本に到着してしまいました!
2023年タイ旅行の終わり
翌朝といっても10時前くらいでしたが、無事に成田空港に到着した僕は、入国審査・検閲チェックなどをスムーズに進み、無事に帰国!
ところで、今回帰国して最初に感じたのは、「日本はタイに比べると公共空間のデザインがかなり考えられている」ってことでした。
例えば、空港内の喫煙所には「灰皿」と「イス」がありましたが、その「配置」というデザインによって人の動きが制限・整理されています。
そのことによって、「快適な空間」だと感じる部分も大きいわけですが、同時にそれは本来の「自由さ」のようなものが奪われている、ということでもあります。
そうした「デザイン」は、いわゆる日本人的な几帳面さとは相性がいいと思われますし、つまりは日本の良さでもあるのでしょうが、だからこそその一方では、「その価値観だけで生きている」と息苦しくなってくるのも良くわかる気がしたのです。
だって、本来はもっと自由なわけだから。
なんだかまた、うまくまとめようとしている自分がいますが、海外旅行に行ったくらいでなにかがまとまるわけがありませんね(笑)
とはいえ、僕にとってはまだまだ海外旅行という体験は、貴重なものであり続けるようにも感じています。
というわけで、全21記事となった【コロナ後はじめての海外旅行】体験記も、これにて終了!
最後までお読みいただいて、ありがとうございました!
それではまた。
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