近年の公開作『ローガン』や『フォードvsフェラーリ』も大きな話題となった映画監督ジェームズ・マンゴールド。
その作品の数々は、巨匠と呼ぶのがふさわしい完成度の高さで、観るものを惹きつけてやみません。
さらに、今後予定されている作品のなかには、『インディー・ジョーンズ』シリーズの最新作も!
というわけで、今回は「【映画監督】ジェームズ・マンゴールドの傑作をじっくり楽しもう!」。
ぜひ最後までお読みください。
【映画監督】ジェームズ・マンゴールドの傑作をじっくり楽しもう!
ジェームズ・マンゴールド
1963年12月16日生まれ、アメリカ・ニューヨーク出身の映画監督・脚本家。
カリフォルニア芸術大学を卒業後、ディズニーのアニメーション『オリバー ニューヨーク子猫ものがたり』で脚本家としてキャリアをスタート。
1995年に、リヴ・タイラー主演の映画『君に逢いたくて』で監督デビューを果たす。
その後、2000年公開の映画『17歳のカルテ』で、アンジェリーナ・ジョリーにアカデミー賞・助演女優賞、2006年公開の映画『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』で、リース・ウィザースプーンにアカデミー賞・主演女優賞をもたらすなど活躍を続け、幅広いジャンルの作品を手がける。
マーベルコミックスの映画『ウルヴァリン:SAMURAI』に続くシリーズ最終章『LOGANローガン』では、ヒーロー映画として史上初のアカデミー賞・脚色賞にノミネート。
2021年1月には、マット・デイモンとクリスチャン・ベールが初共演した映画『フォードvsフェラーリ』が公開され、大きな話題となった。
どれも見逃せない映画ばかりですが、今回は手軽に観やすい作品のなかから、おすすめの5作品をご紹介したいと思います!
『フォードvsフェラーリ』
まず最初にご紹介するのは、2020年1月に公開された映画『フォードvsフェラーリ』!
出演は、マット・デイモン、クリスチャン・ベール、ジョン・バーンサル、カトリーナ・バルフ、トレイシー・レッツ、ジョシュ・ルーカス、ノア・ジュプ、など。
あらすじ
元レーサーのキャロル・シェルビー(マット・デイモン)は、フォード・モーター社から「ル・マン24時間耐久レースで、絶対王者フェラーリに勝つため」にレーシングチームを作ることを依頼される。
フェラーリを超える新しい車の開発と、優秀なドライバーの獲得を目指して動き始めたシェルビーは、さっそく破天荒なイギリス人レーサーのケン・マイルズ(クリスチャン・ベール)に目をつけることに……。
やがて、上層部の反発を受けながらもマイルズをチームに引き入れたシェルビーは、限られた時間のなか数々の困難に立ち向かうことになるのだが……!?
おすすめポイント
レーシングカー「フォードGT40」の誕生と、1966年の「ル・マン24時間耐久レース」で絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男たちの姿を描いた本作。
マット・デイモンとクリスチャン・ベールの初共演も大きな見どころですが、なんといってもジェームズ・マンゴールドの手腕に唸らされる一作です。
たとえば、クリスチャン・ベール演じるケン・マイルズの登場シーンと、それに続くカトリーナ・バルフ演じる妻の登場場面だけをとってみても、なにげないカット構成でありながらその演出の見事さが際立っていて、驚きとともに物語に引き込まれていくものでした。
見逃している方は、ぜひこの機会にお楽しみください!
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『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』
続いてご紹介するのは、2006年公開の映画『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』!
出演は、ホアキン・フェニックス、リース・ウィザースプーン、ジニファー・グッドウィン、ロバート・パトリック、など。
本作の演技で、リース・ウィザースプーンが第78回アカデミー賞・主演女優賞を受賞しています。
あらすじ
1950年代・アメリカ──。
貧しい家庭で育ったジョニー・キャッシュ(ホアキン・フェニックス)。
ある日、レコード会社で飛び込みのオーディションを受け、見事合格したジョニーは、音楽の道へ進むことに。
やがて、妻子を残して全米ツアーへ繰り出したジョニーは、幼い頃から憧れだったカントリー歌手のジューン・カーター(リース・ウィザースプーン)と運命的な出会いを果たすのだが……!?
おすすめポイント
ロカビリーの黄金時代を築いたジョニー・キャッシュと、ジューン・カーターの10年間に及ぶ愛憎を描いた本作。
こちらはもう、冒頭の刑務所のシーンから音の演出に痺れること間違いなし!
切ない子供時代の物語から、波乱万丈を経てたどり着くラストまで、グッと惹き込まれて心を掴まれる大傑作です。
ぜひこの機会にご覧ください。
ちなみに、ジョニー・キャッシュって誰? という方は、下の動画をどうぞ。
映画を観ると、ホアキン・フェニックスもきっと、こういったジョニー・キャッシュの過去動画を見て、動きや表情を本人に似せようと努力したんだろうなぁ(モノマネではないけれど)ということがよくわかります。
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『17歳のカルテ』
次にご紹介するのは、2000年に公開された映画『17歳のカルテ』。
出演は、ウィノナ・ライダー、アンジェリーナ・ジョリー、クレア・デュバル、ブリタニー・マーフィ、エリザベス・モス、ジャレッド・レト、バネッサ・レッドグレイヴ、ウーピー・ゴールドバーグ、など。
本作の演技で、アンジェリーナ・ジョリーが第72回アカデミー賞・助演女優賞を受賞しています。
あらすじ
大量のアスピリンを飲んで自殺を図った17歳の少女・スザンナ(ウィノナ・ライダー)は、「境界性人格障害」と診断され、親の勧めで精神科に入院することに……。
そうして、同じ病棟の患者たち──顔に火傷の痕がある少女・ポリー(エリザベス・モス)、虚言症のジョージーナ(クレア・デュバル)、大食症のデイジー(ブリトニー・マーフィ)、リーダー格のリサ(アンジェリーナ・ジョリー)と出会ったスザンナは、やがて、エキセントリックなリサに惹かれ仲良くなっていくのだが……!?
おすすめポイント
ジェームズ・マンゴールドの映画が面白い要因のひとつは、とにかくどの作品も俳優陣に対する演出がしっかりしているってこと。
本作でも、(才能豊かな若手女優だったとはいえ)アカデミー賞・助演女優賞を受賞したアンジェリーナ・ジョリーや、惜しくも2009年に亡くなってしまったブリタニー・マーフィの演技はほんとに素晴らしくて圧倒的! 必見です!
ぜひご覧ください!
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『ナイト&デイ』
続いては、2010年に公開された映画『ナイト&デイ』。
出演は、トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ピーター・サースガード、ポール・ダノ、など。
あらすじ
平凡な女性・ジューン(キャメロン・ディアス)は、ある日、空港でハンサムな男・ロイ(トム・クルーズ)と運命的に出会う……。
ところが、謎めいたその男の正体は、組織の重要な秘密を握って逃亡している凄腕の元CIAエージェントで……!?
おすすめポイント
こちらはですね、あんまり評価されている文章を読んだ記憶がないのですが……めちゃくちゃ素晴らしい傑作映画だと思ってます。
映画ファンにぜひ見ていただきたいポイントとしては……これ、完全なコメディなんですね。
「トム・クルーズ主演で、超人的なスーパーヒーローが大活躍する映画」というジャンル自体を使って遊んでいる大人のコメディってところでしょうか。
トム・クルーズも、キャメロン・ディアスも、自分自身のパブリックイメージを非常に強く自覚してキャリアを形成している印象がありますが、本作はまさにその最たるもの。
スーパーヒーローと、セクシー女優と、ベテラン監督がとことんジャンル映画を遊んで観客を楽しませようとしている、という最高の一作です。
「バカバカしい」と軽んじるのはもったいない傑作です。
ぜひ気軽にお楽しみください!
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『3時10分、決断のとき』
最後にご紹介するのは、2009年に公開された映画『3時10分、決断のとき』です!
出演は、ラッセル・クロウ、クリスチャン・ベール、ピーター・フォンダ、など。
あらすじ
アリゾナで小さな牧場を営むダン・エヴァンス(クリスチャン・ベール)は、南北戦争で負傷して以来、妻子とともに困窮した生活をおくっていた……。
そんなる日、強盗団のリーダーのベン・ウェイド(ラッセル・クロウ)が逮捕される現場に居合わせたダンは、報酬を得るため、ベンを誤送する役に名乗りをあげる。
そうして、ダンは、刑務所に向かう汽車が出発する3日後の午後3時10分までに、ベンを送り届けることになるのだが……!?
おすすめポイント
ラッセル・クロウとクリスチャン・ベールが共演した傑作西部劇!
男たちの生き様が、深く心にささる見事な一作です。
西部劇というとなんだか古くさいイメージもありますが……とにかくめちゃくちゃ面白い映画です。
こういうの苦手そうだなぁと思っている方や、西部劇なんて観たことがないという女性の方でも、きっと楽しんでいただけると思います!
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まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、現代アメリカの巨匠監督ジェームズ・マンゴールドのおすすめ5作品を紹介させていただきました!
気になる映画があったら、ぜひこの機会にご覧ください!
『LOGAN ローガン』
映画を観る
『コップランド』
映画を観る
というわけで、今回は以上「【映画監督】ジェームズ・マンゴールドの傑作をじっくり楽しもう!」でした!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それではまた。
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