あひる師匠からの調査指令を受けて、パッポン通りへやって来た僕は、ちょっと怪しい通りに迷い込んでしまってアタフタしたのでした……。
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パッポン通りのゴーゴーバーを調査!
「ブラックパゴダ」で出会ったフェーンたち
「ソイ4」という怪しいネオンの路地を抜けだした僕は、再びパッポン通りへとやって来ました。
そんなあひる師匠からの調査指令を遂行するため、気分を入れ替えた僕は、さっそく通りの先に一軒のお店を見つけました……。
路上の中空に、ガラス張りの店内が渡り廊下のようになっていて、そこで女の子が妖艶なダンスを披露しているゴーゴーバー「ブラックパゴダ」です!
気合を入れて店先に向かうと、路上に出ていた呼び込みのおばちゃんが3階にあるお店まで案内してくれます……。
そうして、薄暗い店内に入った僕は、片隅のソファー席に案内されました。
店内ではDJが大音量で音楽を流していて、窓際では水着姿の女の子たちが踊っています。
緊張しながら、飲み物を注文します。
すると!
さっそく店内で踊っていた女の子たちがアピールしてきました。
スレンダーな可愛い女の子たちが、水着姿でニコニコ笑顔を投げかけてくるのです……。
前回のタイ旅行での経験もあり、ゴーゴーバーについては十分理解しているつもりではあったのですが……久しぶりに体験するこの感覚は、やはりドギマギさせられます。
思わずゴーゴーバーの雰囲気に飲み込まれそうになった、そのとき!
僕の耳元に、あひる師匠の言葉が聞こえてきました……。
そう気合を入れ直した僕は、調査任務を遂行するため、ひとりの女の子(残念ながら名前は失念してしまったので、仮にA子とします!)を席につけてお酒を一杯奢ることにしました。
もちろん、調査のためです!
20代前半だというA子が、笑顔で聞いてきます。
そんなどーでもいい会話をしていると……やがて、もうひとりの別の女の子(B子)がやって来て、話の輪に加わって来ました。
思わずとっさに身構えたのですが……すぐに考え直しました。
というわけで、B子も交えて三人で一緒にお酒を楽しむことになりました。
すると、A子が言いました……。
突然飛び出した「フェーン」という単語に、すぐには頭がついていかなかったのですが……
ふいに、旅行の前に見ていた「ひとり歩きの会話集・タイ語」に乗っていた言葉を思い出しました。
フェーン = 恋人
「フェーン」は、たしかタイ語で「恋人」って意味だったはず……。
内心ではひどく驚きながらも、あまりにあっけらかんとそう語ったA子に合わせて会話を続けました……。
そんなふうに話しながらも、仲の良さそうなふたりの様子を眺めているうちに、ひとつの疑問が湧いてきました。
そんなことが気になって、A子に問いかけます。
タイの女性にもいろんなタイプの方がいるとは思いますが、A子もB子もやけにあっさりしたタイプのふたりなのでしょうか?
そう思っていたのですが……
ハッと気付きました!
「マッサージ」を「マッサー」と言うように、タイ人の使う英語はしばしば語尾が消える言い方になるので、「フレンド」を「フェーン」と聞き間違えてしまったのではないかと、気付いたのです!
なるほど、それならば、職場で友達が客とイチャイチャしていても嫉妬する理由はありませんし、都会で一緒に暮らしながら同じ職場で働くというのは、若い女性にとってはかえって安心材料になるのかもしれません……。
まだ20代前半で、友達同士で小さなアパートに暮らしながら、同じゴーゴーバーで働いてお金を稼いでいる女の子たちです。
いまは、若くて、可愛くて、ハリのある体で……都会の片隅で懸命に働いている女の子たちです。
とびきりの笑顔で、外国からやって来る無数の男たちを相手に金を稼いでいる女の子たちです。
当然さまざまな苦労やツラさを体験しながら、それでも若いふたりは身を寄せ合って、ときには互いを励まし合いながら生きているのでしょう……。
けれど、決して長くは続けられない仕事です。
いつかきっと、彼女たちは別々の人生を歩みはじめるのでしょう……。
そのとき、それでも彼女たちの友情は続いていくのでしょうか?
いつか歳をとって、彼女たちが再会したとき……
ふたりは、20代の頃の暮らしを、懐かしく思い出すのでしょうか?
それとも、もう2度と思い出したくない過去になっているのでしょうか?
いま、僕の隣にいるA子とB子は、終始ほがらかな笑顔と親密な接客で、客の僕を楽しませてくれています。
まだ20代前半。若くて、可愛い女の子たちです。
こうしてタイにやって来なければ、その存在すら想像することのなかったふたりの若い女の子たち……彼女たちの美しい笑顔に、僕はいつしか強く心動かされていたのでした。
そして、たった2杯のビールを飲み干すまでの短いひとときを、彼女たちと笑いながら過ごしたのです……。
そうして、「ブラックパゴダ」の調査を終えた僕は、続いて近くにある別のゴーゴーバー「キングキャッスル」を調査。
さらに、BTSアソーク駅へ移動して、「ソイカウボーイ」という繁華街にあるゴーゴーバー「シャーク」や「クレイジーハウス」などを合わせて調査して、さまざまなお店で働くたくさんの女の子たちとそれに群がる男たちを眺めながら、バンコク初日の夜を満喫したのでした……。
調査報告
2019年6月時点での状況は、たしかに以前来たときよりもパッポン通りのゴーゴーバーに活気があったように感じました!
とくに、「キングキャッスル」はお店にいる女の子の数も多くて、とても賑わっていた印象でした。
その一方、(前回の旅で驚愕のエンディングを迎えた)ソイカウボーイの「クレイジーハウス」は、お客さんも多くて店は繁盛している様子ではあったのですが、どこか勢いが下降気味な印象を持ちました……。
とはいえ、状況はいまも日々刻一刻と変化していることでしょう。
最新のトレンドは、やはり現地で直接体験するしか方法はありません。
ぜひ、あなた自身の目で確かめてみてくださいっ!
ホテルに戻ったのは、すでに0時を過ぎていた頃だったと思いますが、まだまだバンコクの夜は宵の口。
静かな部屋でベッドに横たわった僕の耳元には、絶えることのない喧騒が聞こえてくるような気がしました。
そして、僕は遠くに漂う男たち女たちの嬌声に包まれるような心持ちで深い眠りについたのです……。
(つづく)
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