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シリーズ初体験‼︎ 海外旅行

はじめてタイ旅行に行った男(7)さよならバンコク!

7月 31, 2019


タイ旅行_2018−7

 

夜のバンコクを味わい尽くすために、タニヤ通り、パッポン通り、ナナプラザ、テーメーカフェなどを見回った僕とあひる師匠は、ついにその最後の砦であるゴーゴーバー「クレイジーハウス」へと足を踏み入れることになったのでした……。

 

前回の記事はコチラへ!

 

はじめてタイ旅行に行った男(7)さよならバンコク!

クレイジーハウスで体験した、クレイジーナイツ!

店に入った僕たちの目に飛び込んできたのは……

 

なんと、お立ち台で踊る全裸の女の子たちの姿だったのでした!

 

あひる師匠の豆知識!

「ソイカウボーイ」という通りのはずれにあるゴーゴーバー「クレイジーハウス」は、日本人旅行者も多く訪れる大人気店だっ! 俺たちが訪れた2018年6月の時点では、欧米の客とアジアの客が半々くらいで大いに盛り上がっていたが、なにごとも刻々と変化していくのが世の常。その人気がいつまで継続するかは誰にもわからない……。ちなみに、「ソイカウボーイ」は、BTSアソーク駅からほど近い歓楽街だ。100m足らずの短い路地のなかに20軒あまりのゴーゴーバーが密集しているぞ!

 

BTSアソーク駅からの風景2。

バンコク・BTSアソーク駅(スクンビット)からの風景。

バンコクの歓楽街・ソイカウボーイ。

バンコクの歓楽街・ソイカウボーイ。

 

 

そんな、まさに「クレイジー」な「ハウス」へやって来た僕とあひる師匠は、店のおばちゃんに案内されて、片隅のテーブル席へ腰をおろしました。

 

すると、さっそく通りがかったふたりの女性が声をかけてきます。

 

サワディカー。

 

 

いやいやいやいや!

ちょっと待って!

 

「サワディカー」とかなんとかそんなことよりも!

 

キミたち、すっぽんぽんじゃないか!

 

 

そうなんです。

店にいるほとんどの女の子たちが、すっぽんぽんなんです。

 

……なんですが、彼女たちはもはやそんなことはおかまいなしで、どーってことない顔をしながら声をかけてくるのです。

 

やめて! こっちが緊張するわ!

 

と、ビビっていたのもつかの間、ふと気付くと……

 

なんということでしょう!

 

あひる師匠が、さっそくひとりの女の子を抱き寄せて、嬉しそうな顔でお酒を飲みはじめているではないですか!

 

あ、あ、あひる師匠! な、な、なにをやってるんですか!

 

うん? なにって……一緒に楽しくお酒を飲んでるんじゃないか。キミも、もうひとりの女の子と楽しく飲みたまえ!

 

だけど、この女の子たち、すっぽんぽんですよ?

 

そうだ! すっぽんぽんだ! 楽しいなぁ!

 

そう言って笑うあひる師匠の顔は、かつて見たことがないほどに楽しそうでした。

 

 

思えば、ここまでずっと一緒に旅を続けてきたあひる師匠は、つねに己の欲望のままにタイを満喫していました……。

 

辛いタイ料理を思いっきり食べたあとには、なにがなんでも甘いものが食べたいんだと言い張り、頭が痛くなるくらいお酒を飲み、その頭痛を治すためならバファリンを過剰摂取することもいとわず……

あひる師匠のそんな姿は、まるで、「人間とはこうあるべきだ!」と身をもって証明してくれているようだと、僕は感じていました。

 

そしてそれは、僕がこのタイ旅行を通して得た、もっとも大きな価値観の変化でもあったのです。

 

 

生きろ! 欲望のままに!

 

 

そうです。

あひる師匠は、まさにいま、自らの姿を通して、僕にそう告げているのです。

 

悲しければ泣けばいい。

楽しければ笑えばいい。

周りの目を気にして、傷つくことを恐れて、自分を守ってばかりいるなんて、バカらしいじゃないか。

もっと力を抜いていいんだ。

もっと自由に生きていいんだ。

 

あひる師匠の姿が、僕に教えてくれたのです。

 

ありがとう、あひる師匠!

あなたと一緒にタイ旅行に来られて、ほんとうに良かったよ!

 

僕は、そんな感謝の気持ちを抱きながら、あらためてあひる師匠に目を向けました。

 

すると、あひる師匠が、ふいに口を開きました。

 

いやぁ、楽しいなぁ! クレイジーハウスは、最高だなぁ!

 

すっぽんぽんの女の子を抱きながら、満面の笑顔で叫んでいます。

 

そしてその直後、あひる師匠はなにを思ったのか、僕をまっすぐ見つめて、こう言ったのです……。

 

おっぱい、モミモミ!

 

 

僕は思いました。

 

……こいつ、ただのドスケベ野郎じゃねぇか。

 

クレイジーハウスの、クレイジーな想い出!

ふと気付くと、僕の隣にいたもうひとりの女の子が、ひどくブスッとした顔をしています。

 

え? どうしたの?

 

驚いてたずねると、その女の子は、ため息まじりに言いました。

 

どうしてドリンクを奢ってくれないの?

 

ああ、いや……ちょっと、いまは、奢ってあげるような気分じゃないんだよ。ごめんね。

 

えーと、なんと言ったらいいんでしょうか。

正直その……やっぱりあの、どんな場所であっても、せっかくなら自分の好みというか、いいなと思う女の子と一緒にお酒を楽しみたいじゃないですか。

ですから、いくらすっぽんぽんとはいえ、僕はそんなふうに断ってしまったのです。

 

けれど、その女の子にしてみたら、もうひとりの女の子あひる師匠に奢ってもらって楽しそうにお酒を飲んでいるので、納得がいかなかったのでしょう。

最初は甘えた口調で「奢って」と言ってくれていたのですが、僕がかたくなに断っているうちに、彼女は本気で腹を立ててしまったのです。

 

どうしてダメなの!? 奢ってくれてもいいじゃない!

 

ノー。ノー。奢りたくないんだよ。

 

なんで! 意味わかんない!

 

奢りたくないの!

 

はぁ? なんなのこいつ……。

 

そんな言い争いの末、その女の子は、僕に向かってこんなふうにそっと手を差し上げました。

 

 

crazyhouse

 

 

……えぇぇ〜っ!

 

なんと! かたくなにドリンクを奢らなかった僕は、

すっぽんぽんの女の子に、中指を立てられてしまったのですっ!

 

それは、あまりに唐突で、ショッキングな出来事でした……。

思わず絶句した僕は、そのまま背を向けて去って行った女の子を、ただ見送ることしかできませんでした……。

 

すっぽんぽんの女の子に、中指を立てられた!

 

楽しいタイ旅行の最後が、まさかこのような形で締めくくられることになるなんて……。

 

そんなとき、ふいに、以前あひる師匠から教えられた言葉が蘇ってきました……。

 

バカヤロウ! タイ人っていうのは、カッとなったら手がつけられないんだよ!

 

万が一、ケンカにでもなってみろ、相手は拳銃を出してくるぞ!

 

逆上したタクシー運転手に、ナタで斬り殺されたんだ!

 

俺たち、ヘタしたら殺されるかもしれないぞ……。

 

そして、タイ旅行に旅立つまえに、あひる師匠と交わした約束を思い出したのです。

 

1:タイ人とは絶対にケンカしない。

 

どうやら、僕はその大切な約束を、すっかり忘れてしまっていたようです……。

たとえ相手がすっぽんぽんの女の子だったとしても、けっして言い争いなどするべきではなかったのです!

 

もしかしたら、僕はいま、この旅いちばんの危険な状況におちいっているのかもしれません……。

 

そうです!

 

去って行った女の子が、拳銃を手に戻って来るかもしれないのです。

あるいは、ナタを振り上げて襲いかかって来るかもしれないのです!

 

2:万が一トラブルに巻き込まれたら……すぐ逃げる。

 

旅行前の約束を思い出した僕は、すっぽんぽんの女の子と楽しそうに戯れるあひる師匠に向かって、すがるように言いました。

 

あひる師匠! いますぐ、ここから逃げ出しましょう!

 

え、なんで?

 

お願いです! あひる師匠!

 

……。

 

あひる師匠っ!

 

……。

 

どうしたんですか、あひる師匠っ! お願いです! なんとか言ってくださいよっ!

 

ん〜……わかったよ、しょうがないなぁ。

 

あ、ありがとうございますっ!

 

じゃあ、最後に……。

 

……?

 

 

おっぱい、モミモミ!

 

 

……そうして、僕とあひる師匠のタイ旅行は、ついに終わりを迎えることになったのでした。

 

さよなら、バンコク!

翌朝、僕はホテルからタクシーに乗って空港へ向かいました。

 

ホテルをチェックアウトすると、あひる師匠が眠そうな目をこすりながら、見送りにやって来てくれました。

 

じゃあ、気をつけて帰れよ。

 

はい……あひる師匠、いろいろありがとうございました!

 

あひる師匠は、さらに数日間ひとりでタイ旅行を続けるため、ここでお別れです。

 

この先、ひとりで大丈夫ですか?

 

どうかな……不安はあるが、きっとそれ以上の興奮が待っているはずだ。報告を楽しみに、日本で待っていてくれ!

 

わかりました……じゃあ、また日本で!

 

そうして、あひる師匠と別れた僕は、ボッタクリの危険があるタクシーに乗り込み、ドキドキしながら空港へ向かったのです。

 

ホテルからドンムアン空港まで、高速道路を使って、200バーツちょっとだったでしょうか、僕はどうやらボッタクられることなくドンムアン空港へ到着することが出来たようです。

 

ホッと安堵しながら搭乗カウンターへ向かった僕は、そのまま問題なく出国手続きを終え、日本へ向かう飛行機に乗り込んだのでした……。

 

バンコク・スクンビットの交差点。

バンコク・スクンビットの交差点。

 

思い返せば、たった数日間のタイ旅行でした。

 

けれど、なんと多くの人を見て、さまざまなことを体験した数日間だったでしょうか。

 

海外旅行って、いいもんだなぁ……。

 

僕は、日本に向かう飛行機のなかで、しみじみとそう感じながら、この空のどこかにいるかもしれない神様に向かって、あらためてこう祈ったのでした。

 

どうか、「デング熱」にかかっていませんように!

 

まとめ

というわけで、「はじめてタイ旅行に行った男(2018)と題して書きつらねてきた旅行記も、このあたりで終了です!

 

少しでもみなさんに楽しんでいただけたら、と思いながら書き進めていたこの旅行記が、書いているうちに、いつの間にか単なる「バンコク夜遊びガイド」的なしょーもないエロ記事になってしまったのではないか?と、少しばかり危惧している部分もありますが……

まあ、それはそれとして! なんとか、最後まで書き終えることが出来ました。

 

以上、「まるで興味はなかったけど、せっかく誘われたので、はじめて行ってみたタイ旅行は、なにからなにまでとっても楽しかった!

……けれど、最後はすっぽんぽんの女の子に中指を立てられてしまった! 2018年のタイ旅行記でした!

 

最後まで読んでくださったみなさま、どうもありがとうございました!

みなさんぜひ、思い出に残る旅行をお楽しみください!

 

(終わり)

 

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  • この記事を書いた人

Asano Yukiyasu

▶︎映画監督・脚本家|映像制作をやっています。 ▶︎株式会社ノックアウト所属 ▶︎ご連絡はemmanuel.seisaku@gmail.comまで!

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