なんとなく気になって、公開中の映画『町田くんの世界』を観てきました。
『川の底からこんにちは』『舟を編む』『バンクーバーの朝日』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』などを手がけてきた石井裕也監督の最新作ですね。
原作は、第20回手塚治虫文化賞・新生賞を受賞した安藤ゆきの同名コミック。
というわけで、まずはざっくりあらすじをご紹介します。
関水渚を見逃すな!『町田くんの世界』
あらすじ
見た目は地味で、運動や勉強も苦手な高校生・町田くん。そんな、なんの取り柄もなさそうに見える町田くんだが、ただひとつだけ誰にも負けない才能があった。
それは、困った人には必ず手を差し伸べ、接した人々の心を癒す優しさ。
ところがある日、「人が大好き」で誰にでも分け隔てなく思いやりを与える町田くんは、「人が嫌い」という同級生の女子・猪原さんと関わることになって……!?
映画が育てた注目の新人俳優
映画を鑑賞した感想としては、正直、ファンタジーな世界観に乗れるかどうかで大きく満足度が変わってくると思いました。
僕は前半がまるで乗れずに困惑しましたが、太賀さんが出てきたあたりから徐々に物語に集中していくことができました。
いやあ、やっぱりすごく良いですよね、太賀さんは。あと、ワンシーンだけの出演でしたが、北村有起哉さんも良いですよねぇ。
他にも主役級のキャスト、岩田剛典さん、高畑充希さん、前田敦子さん、池松壮亮さん、戸田恵梨香さん、佐藤浩市さん、松嶋菜々子さんが勢ぞろいしています。
そして、そんな豪華キャストに支えられて主演を演じたのが、新人のふたり、細田佳央太(ほそだ・かなた)さんと、関水渚(せきみず・なぎさ)さんです。
おふたりともそれぞれの役を精一杯演じられていて、ぜひ今後も頑張って欲しいと応援したくなりますが、なかでも関水渚さんの瑞々しさは目を引くものがありました。
ここでちょっとだけ映画の裏側を想像すると、製作幹事が日本テレビ放送網で、配給がワーナー・ブラザーズ映画となっていますので、P&A費を抜いた制作費は1〜2億くらいはあるでしょうか。35mmフィルムでの撮影ですし、とても贅沢な作りの青春映画だなぁという印象でした。
周囲の主役級のキャスト陣にも支えられながら、そうした環境で新人俳優が育てられたというのは、最近では珍しいとても幸福な現場だったのだろうと思います。
運も実力のうちというふうに考えるならば、そんな幸福な映画出演を果たした関水渚さんは、間違いなく今後最も注目すべき若手俳優のひとりということになるでしょう。
まとめ
映画初出演・初主演で注目される新人俳優のデビュー作には、間違いなく特別な輝きがあると思います。
そういった意味では、『町田くんの世界』はいま最も見逃せない映画かもしれません。
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