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【映画の作り方】俳優なら知っておきたい映画制作の方法【制作工程】

10月 15, 2021


【映画の作り方】俳優なら知っておきたい映画制作の方法【制作工程】

 

このサイトでは、「映画ファン」の方や、「俳優になりたい」という方に向けて、少しでも有益な情報をお届けしたいと考えています。

 

僕は普段、専門学校で講師をしていることもあって、映画の作り手になりたい人と接する機会は多いのですが、意外と「俳優になりたい」という人に会う機会はそれほど多くありません。

もちろん、映画でも演劇でも実際の作品制作がはじまれば、たくさんの俳優と接することになるのですが、親しい俳優仲間以外だと、普段はそれほど交流する機会がないんですね。

 

ですので、つい見落としていたんですが……

映画のスタッフになりたい人や、経験のある俳優と接している中では当たり前になっている事柄でも、もしかすると「これから俳優になろうとしている方」にとっては、有益な情報があるかもしれません。

 

というわけで、今回は、「【映画の作り方】俳優なら知っておきたい映画制作の方法【制作工程】」をお届けします!

 

「俳優になりたい」と考えている方や、映画制作の裏側が知りたいという方には知っておいて損はない内容になっていると思いますので、ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです!

こんな方におすすめ

  • 映画ファンの方
  • 俳優になりたい方
  • 映画の制作工程を知りたい方

 

【映画の作り方】俳優なら知っておきたい映画制作の方法【制作工程】

今回お届けするのは、映画の制作工程についてです。

 

観客として、外側から映画を観ているだけではいまいちわかりにくいのが、「映画ってどうやって作ってるの?」という、その制作工程だと思います。

 

というわけで、さっそくですが映画の制作工程をご説明します!

 

映画の制作工程

映画の制作工程

 

はい、こんな感じです。

順番に解説していきます。

 

映画制作の各工程について

【映画の作り方】俳優なら知っておきたい映画制作の方法【制作工程】

企画開発

映画をビジネスの側面から考えた場合、そのリーダーとなるのが「プロデューサー」です。

そして、そのプロデューサーが中心となって、「どのような商品(映画)を制作するか?」という、企画の立案・開発を行います。

脚本作り(監督・脚本家が決定)

企画の大枠が決まったら、次に作成されるのが、「映画の具体的な内容(あらすじ・脚本)です。

このあたりのタイミングで、この企画に関わる監督や脚本家が決定することが多く、その場合、プロデューサー・監督・脚本家がアイデアを出し合いながら「物語の内容」を煮つめていきます。

そして、そのアイデアをもとに、脚本家がプロット(物語の内容を詳しくまとめたもの)や脚本を執筆していきます。

主演俳優が決定

脚本を修正し、「これでいけそうだ」という目処が立つくらいのタイミングで、プロデューサーが中心となって「主演俳優の出演決定」へと制作工程を進めます。

さらに、映画に出資するスポンサーが決定すると、いよいよ映画制作が具体的に動き出します。

スタッフィング・キャスティング(スタッフと出演者が決定)

ここから、映画を撮影するための準備が始まります。

まずはスタッフを決め(スタッフィング)、主要キャストを決めていきます(キャスティング)

ロケハン(撮影場所を探して決める)

また、撮影場所を決めるためのロケハン(ロケーション・ハンティングの略。撮影候補場所を下見に行って可否判断や撮影プランを考える作業です)を行い、撮影に向けて具体的な段取りが少しずつ決定していきます。

準備(打ち合わせ、各部署で準備作業)

撮影に向けた準備は、各スタッフがそれぞれの仕事内容に合わせて進めていきます。

主要スタッフが集まって、内容確認・打ち合わせが行われるのは、通常、撮影が始まる1〜2週間前の「美打ち(美術打ち合わせ)」になります。

衣小合わせ(俳優と打ち合わせ、衣裳や小道具のチェック)

撮影が目前に迫ってくると、出演者の衣小合わせが行われます。

多くの場合、出演者はこの衣小合わせのタイミングで初めて監督ほかスタッフと顔を合わせることになるかと思います。

衣裳のフィッティングをしながら、役柄のイメージを監督と打ち合わせします。

別途リハーサルや本読みが行われない場合、この衣小合わせを終えると、次に俳優と監督が顔を合わせるのは、撮影当日ということになります。

撮影

予算規模によって撮影期間はさまざまです。

有名な俳優が出ていて、テレビCMも頻繁に流れるような映画であれば1〜2ヵ月程度、数千万円の低予算映画の場合には2週間程度の撮影期間になるかと思います。

また、撮影開始を「クランクイン」、撮影終了を「クランクアップ」といいます。

編集

撮影を終えると、編集作業が行われます。

編集は、撮影したさまざまな映像を物語の内容に沿って繋ぎ合わせていく工程です。

また、たとえば iPhoneなどで動画を撮影すると、映像と音声は両方同時に収録されますが、映画やドラマなどの撮影現場では、映像と音声がそれぞれカメラと録音機材に別々に収録されることになります。

撮影を終えた後の工程では、その映像と音声をそれぞれ編集したり調整して、最終的に映像と音声をドッキングさせることで作品が完成する、という流れになります。

ちなみに撮影現場で使われるカチンコは、映像と音声を同期させるために使われるもの。現在では、デジタル化され、撮影・録音機材のなかに自動で同期する機能が備わったので、カチンコは不要という場合も多くあります。

カラコレ/整音・音響効果/音楽制作

編集を終え、映像が繋がると、それぞれのカットの色味などを調整するカラコレ(カラーコレクションの略。

現在は「グレーディング」と呼ばれることが多いです。

また、フィルムで撮影が行われていた頃は「タイミング」という名称でした)や、音声を調整したり、効果音を足したり、音楽を加えたりといった整音作業・MA(マルチオーディオの略)が行われます。

完成

編集・カラコレ・MAなどを終えた映像と音声をドッキングさせてダビングと言います)映画が完成します。

試写・宣伝

完成した映画は、関係者向けの試写を経て、宣伝の工程へ進みます。

マスコミ試写をしたり、さまざまな媒体で告知をしたりします。

劇場公開/ネット配信/DVD・ブルーレイ発売

そうして、ようやく劇場公開を迎えた映画は、その後ネット配信やDVDブルーレイ発売をされて、観客のもとに届けられる、というわけです。

 

このような工程を経て、映画は作られています。

なんとなく全体の流れが把握できたでしょうか?

 

映画制作の期間は?

【映画の作り方】俳優なら知っておきたい映画制作の方法【制作工程】

 

ちなみに、こうした工程全体にどれくらいの期間を要するか……というのは、作品によってまちまちです。

 

脚本がなかなか完成しなかったり、スポンサー探し・制作費の目処が立たなかったり、ということもありますし、予算によって撮影・編集・宣伝などに当てられる日数も変わってくるからです。

 

とはいえ、「撮影準備から撮影終了まで」「編集作業から完成まで」という工程にはそれぞれ最低でも1〜2ヶ月は必要ですし、「企画開発から制作決定まで」「宣伝から劇場公開・DVDブルーレイ発売まで」という工程は、半年以上の期間をかけて行われるものなので、全体では1年以上のスケジュールで計画・実行されるものになります。

 

多くの時間人の手をリレーしながら、映画は作られていきます。

そして、「俳優」もそのチームの一員です。

 

映画がたくさんの人の共同作業によって出来上がっていること、俳優もその一員であること……映画ファンの方や、これから俳優になりたいと考えている方には、ぜひそんなことを感じながらこれからも映画を楽しんでいただきたいと思います!

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、映画制作の裏側を知りたい「映画ファン」の方や、これから「俳優になりたい」「俳優として活躍していきたい」と考えている方に向けて、映画制作の工程をざっくりご説明させていただきました!

 

あなたにとって、少しでも有益な情報になっていたら嬉しいです。

 

というわけで、今回は以上「【映画の作り方】俳優なら知っておきたい映画制作の方法【制作工程】」でした!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それではまた。

 

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  • この記事を書いた人

Asano Yukiyasu

▶︎映画監督・脚本家|映像制作をやっています。 ▶︎株式会社ノックアウト所属 ▶︎ご連絡はemmanuel.seisaku@gmail.comまで!

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