……と、いきなりな告白からスタートしてしまいましたが、ほんとに岡崎京子さんの漫画は傑作揃いなんです!
というわけで今回は、岡崎京子さんの漫画作品を映画化した注目作をまとめてご紹介させていただきます!
こんな方におすすめ
- 面白い漫画・映画を知りたい方
- 岡崎京子さんの漫画に興味がある方
岡崎京子の名作漫画を映画化!『ジオラマボーイ・パノラマガール』他
まずは、岡崎京子さんのプロフィールを簡単に見ていきましょう。
岡崎京子(おかざき・きょうこ)
1963年12月13日生まれ、東京出身の漫画家。
跡見学園卒業後、自販機本などで漫画家デビューし、「女のコHマンガ家」として注目を集める。
サブカル誌・漫画誌・ファッション誌などに多くの作品を発表するなかで、新しいタイプの女性漫画家として注目と人気を集めていくが、1996年に交通事故で重傷を負い、現在に至るまで休筆中。
2015年には、初の大規模個展『戦場のガールズ・ライフ』が世田谷文学館で開催された。
とはいえ……さまざまな映画監督がそれぞれ傑作漫画をどのように映画化しているのか、とても興味深くもありますよね!
そんなわけで、多少複雑な心境ではありますが……順番に作品内容を見ていきしょう!
映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』
まず最初にご紹介するのは、2020年に公開された映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』。
出演は、山田杏奈、鈴木仁、滝澤エリカ、若杉凩、平田空、持田唯颯、きいた、遊屋慎太郎、斉藤陽一郎、黒田大輔、成海璃子、森田望智、大塚寧々、など。
あらすじ
ある夜、16歳の平凡な高校生・渋谷ハルコ(山田杏奈)は、橋の上で倒れていた神奈川ケンイチ(鈴木仁)を見て、一目ぼれしてしまう……。
「世紀の恋だ!」と、はしゃぐハルコ。
けれど、真面目なケンイチは、受験を目前にして衝動的に学校を辞めてしまって……!?
そのうえ、ケンイチは、勢いでナンパした危険な香りのする女の子・マユミ(森田望智)に夢中になってしまって……!?
おすすめポイント
毎作品、新鮮な感覚で驚きを与えてくれる瀬田なつき監督が、岡崎京子の原作漫画を軽やかに映画化した本作。
多くの映画マニアからも注目度&評価が高い一作です。
そして、主人公を演じた山田杏奈さんのみずみずしい存在感が、とても印象的でした。
僕が大好きな俳優・斉藤陽一郎さん(なんと青山真治監督作品に目配せした“アキヒコ役”)も、主人公の父親役としてチョコッと出演されています。
漫画『ジオラマボーイ・パノラマガール』
映画の原作となったのは、岡崎京子が1989年に刊行した同名コミック(「平凡パンチ」にて連載)。
(発表当時の)1980年代を舞台に描かれる主人公ハルコの青春と恋愛の物語は、連載漫画ならではの、けっこうハチャメチャの展開があったりするんですが、大人たちの価値観への違和感や、不安定な10代の心境を捉えたさまざまな描写など、いま読み返しても抜群に面白い作品です。
今やわたくし達のつたない青春はすっかりTVのブラウン菅や雑誌のグラビアに吸収され、つまらない再放送をくりかえしています。
そしてわたくし達の出来ることときたらその再放送の再現かまねっこ程度のことです。
とうぜんしらけます。
でも“すき”のきもちはしつこくしぶとくあります。
(中略)
“嫌われたくない”“愛されたい”という野蛮な思いで25年生きてきました。
これからも生きてゆくでしょう。
なんのこっちゃ。
(『ジオラマボーイ・パノラマガール』あとがきより抜粋)
ありきたりな青春を生きるひとりの少女が、初めて恋に落ち、なんだかんだあって初体験するまでの顛末を描いた漫画『ジオラマボーイ・パノラマガール』。
ぜひ、映画とあわせて原作漫画もお楽しみください!
映画を観る
映画『リバーズ・エッジ』
続いてご紹介するのは、2018年に公開された映画『リバーズ・エッジ』。
出演は、二階堂ふみ、吉沢亮、上杉柊平、SUMIRE、土井志央梨、森川葵、など。
あらすじ
女子高生の若草ハルナ(二階堂ふみ)は、元恋人・観音崎(上杉柊平)にいじめられている同級生・山田一郎(吉沢亮)を助けたことをきっかけに、一郎からある秘密を打ち明けられる。
それは、「河原に放置された死体がある」というもので……!?
おすすめポイント
主演・二階堂ふみさんの意欲がうかがえる本作。
岡崎京子さんとの親交も深い小沢健二さんが手がけた主題歌が、心に迫ります。
漫画『リバーズ・エッジ』
原作は、1993年に雑誌「CUTiE」にて連載された同名コミック。
これは、ほんとにすべての漫画ファン・映画ファンにおすすめしたい傑作です。必読!
映画を観る
映画『ヘルタースケルター』
次にご紹介するのは、2012年に公開された映画『ヘルタースケルター』。
出演は、沢尻エリカ、大森南朋、寺島しのぶ、綾野剛、水原希子、新井浩文、鈴木杏、など。
あらすじ
究極の美貌とスタイルで芸能界のトップスターとなったモデル・りりこ(沢尻エリカ)。
しかし、その美貌はすべて、全身整形で手に入れた作り物で……!?
おすすめポイント
映画はなんといっても主演・沢尻エリカさんの熱演が見どころです。
漫画『ヘルタースケルター』
原作は、1996年まで『FEEL YOUNG』で連載され、第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した同名コミック。
本作の連載終了直後に、岡崎京子さんが交通事故にあったこともあり、単行本として発売されたのは2003年でした。
現時点での、岡崎京子さんのキャリアにおける到達点と言える一作。
当然、必読です!
映画を観る
映画『チワワちゃん』
最後は、2019年に公開された映画『チワワちゃん』。
出演は、門脇麦、成田凌、寛一郎、玉城ティナ、吉田志織、村上虹郎、など。
あらすじ
ある日、「チワワ」と呼ばれていた若い女性(吉田志織)が、バラバラ遺体となって東京湾で発見される……。
元彼や親友など、残された「チワワ」の仲間たちは、それぞれ「チワワ」との思い出を語り出すが、誰もが「チワワ」の本名も境遇も知らないまま関係していたことが明らかになっていき……!?
漫画『チワワちゃん』
原作は、1996年に刊行された同名コミック。
ストレートな青春ストーリーとしても琴線に触れまくる内容で、僕は岡崎京子作品のなかでもとくに大好きな1作です。
まずは、原作漫画を手にとっていただけたらと思います!
青春漫画がお好きな方にも、おすすめです!
映画を観る
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、数々の傑作漫画を生み出してきた漫画家・岡崎京子さんの作品を原作にした映画を、あわせて4作品ご紹介をさせていただきました!
気になる作品があれば、ぜひこの機会にお楽しみください!
おすすめ!
というわけで、今回は以上「岡崎京子の名作漫画を映画化!『ジオラマボーイ・パノラマガール』他」でした!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた!
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