大人の鑑賞にも耐える本当に面白い青春映画は、正直それほど多くはないですよね……。
とくに映画ファンではない方にとっては、1本の映画との出会いがその後の映画鑑賞の頻度に大きく関わってくるので、やはりせっかく観るなら、間違いない、面白い映画と出会いたいですよね!
というわけで、今回はそんな方におすすめしたいマイク・ミルズ監督の青春映画の良作をご紹介したいと思います!
こんな方におすすめ
- 青春映画が好きな方
- 大人でも心動かされる青春映画が観たい方
マイク・ミルズが描く青春映画をおすすめ【あなたの痛みに寄り添う】
まずは、マイク・ミルズ監督のプロフィールから見ていきましょう。
マイク・ミルズは、1966年3月20日生まれ、アメリカ・カリフォルニア州バークレー出身の映画監督です。
1990年代にグラフィックアーティスト、デザイナーとして活躍した後、2005年に『サムサッカー』で長編映画監督デビュー(日本公開は2006年)。
日本のうつ病患者に密着したドキュメンタリー映画『マイク・ミルズのうつの話』(2007年製作)を経て、2010年には自身の父親をモデルにした映画『人生はビギナーズ』を発表(日本公開は2012年)。
続く2017年公開の映画『20センチュリー・ウーマン』では、自身の母親をモデルに家族の物語を描き、第89回アカデミー賞・脚本賞にノミネートされました。
関連サイト
>> マイク・ミルズ公式サイト
ちなみに、マイク・ミルズの最新作はホアキン・フェニックス主演の『C’mon C’mon』。
C'mon C'mon
それでは、マイク・ミルズ監督が手がけてきたおすすめ映画をご紹介していきます!
『サムサッカー』
まずは、2006年に公開されたマイク・ミルズ監督の長編映画第1作『サムサッカー』。
出演は、ルー・プッチ、ティルダ・スウィントン、キアヌ・リーヴス、ビンセント・ドノフリオ、ビンス・ボーン、ベンジャミン・ブラッドなど。
主演ルー・テイラー・プッチが、第55回ベルリン国際映画祭・銀熊賞(最優秀男優賞)を受賞しています。
あらすじ
17歳の高校生・ジャスティン(ルー・プッチ)は、いまだに親指をしゃぶる癖が治らずに悩んでいた。
そんなある日、ジャスティンの悩みを知った近所の歯科医師・ペリー(キアヌ・リーヴス)が、その悩みから開放するため催眠術をかけることになって……!?
おすすめポイント
17歳の少年と家族の成長を描いた青春映画の良作です。
タイトルの『Thumbsucker(サムサッカー)』は、「親指しゃぶり」の意味。
総勢25名からなる混声シンフォニック・ポップ・バンド「ポリフォニック・スプリー」のティム・デラフターが担当した音楽も、物語を魅力的に彩っています。
大好きな映画です。
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『人生はビギナーズ』
続いては、2012年に公開された映画『人生はビギナーズ』。
出演は、ユアン・マクレガー、クリストファー・プラマー、メラニー・ロラン、ゴラン・ビシュニックなど。
老いた父親を演じた名優クリストファー・プラマーが、第84回アカデミー賞・助演男優賞を史上最高齢で受賞しました。
あらすじ
真面目だが内向的な38歳の独身男・オリバー(ユアン・マクレガー)は、ある日、ガン宣告を受けた父親・ハル(クリストファー・プラマー)から「ゲイである」ことをカミングアウトされて……!?
病と向き合いながらも、新しい人生を謳歌する父親との関係に戸惑うオリバーは、運命的な出会いを果たした女性・アナ(メラニー・ロラン)に対しても、どこか臆病になってしまって……!?
おすすめポイント
マイク・ミルズ監督が自身の父親をモデルに描いたヒューマン・ドラマ。
内向的な 38歳の独身男性という主人公の物語が、青春映画の風味を濃厚に感じさせる一作です。
ヒロインを演じているのは、映画監督としても活躍しているフランスの人気女優メラニー・ロラン。
彼女の美しく溌剌とした姿も、本作の魅力を一層引き立てています。
大好きな映画です。
映画を観る
『20センチュリー・ウーマン』
最後にご紹介するのは、2017年に公開された映画『20センチュリー・ウーマン』。
出演は、アネット・ベニング、エル・ファニング、グレタ・ガーウィグ、ルーカス・ジェイド・ズマン、ビリー・クラダップなど。
マイク・ミルズが、第89回アカデミー賞・脚本賞にノミネートされました。
あらすじ
1979年・サンタバーバラ──。
シングルマザーのドロシア(アネット・ベニング)は、15歳の息子・ジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)の教育に悩みを抱えていた。
そんななか、ドロシアは、ルームシェアをする女性写真家・アビー(グレタ・ガーウィグ)と、近所に暮らすジェイミーの幼なじみ・ジュリー(エル・ファニング)に、「ジェイミーを助けてやって欲しい」と頼むことになって……!?
おすすめポイント
これまで以上に女優陣が魅力的な本作は、前作『人生はビギナーズ』で自身の父親をモデルに描いたマイク・ミルズ監督が、自らの母親をテーマに紡いだ物語でもあります。
『サムサッカー』『人生はビギナーズ』『20センチュリー・ウーマン』とどの作品でも自らの体験が物語の出発点にあるように感じられるマイク・ミルズ監督の映画は、だからこそ信用できるし、観客にも寄り添う存在になるのだと感じます。
そしてそれがまた、青春映画の色合いを濃くしている理由でもあると思います。
オススメです!
映画を観る
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、マイク・ミルズ監督がこれまでに手がけてきた青春映画の良作 3作品をご紹介させていただきました!
生きていれば、誰もがさまざまな体験を経て、ときには消えない痛みを抱えることになります。
僕が考える「映画の魅力」って、そんな誰もが抱える「痛み」にそっと寄り添ってくれるような存在だからって部分がけっこう大きいです。
もちろんそれは、映画に限らず、「物語」が持つ力だと思います。
だからこそ、多くの人にとって「物語」や「映画」は大切な存在としてあり続けるのだと思っています。
今回ご紹介した3作品で描かれるのは「青春」だけではないですが……どの作品からもどこか「青春映画」の印象が強く感じられるのが、マイク・ミルズ監督作品の特徴かなと思います。
気になる作品があれば、ぜひご鑑賞ください。
おすすめ!
というわけで、今回は以上「マイク・ミルズが描く青春映画をおすすめ【あなたの痛みに寄り添う】」でした!
最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた。
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