あひる師匠が「この世の楽園」と言うパタヤに到着した僕は、健全なマッサージ店かと思ったお店でさっそくその洗礼を浴び、めまいのような興奮を覚えることになったのでした……。
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はじめての海外ひとり旅(16)パタヤで見た異様な光景とは?
マッサージを終えると、雨もすっかり上がって、そろそろ陽が傾いてくる時間になってきました。
マッサージ店を出て、再び街を散策することにした僕は、ノースパタヤからセントラルロードのほうへ向かってセカンドロードをぶらぶら歩いて行くことにしました……。
楽園のさらに奥へ! ソイ6初体験!
すると!
右手の方角に……なにやら、怪しい通りが目に入ってきました……。
そうです!
それは……パタヤをパタヤたらしめるひとつの代名詞ともいえる通り……
ソイ6 です!
あひる師匠の豆知識
大通り(タノン)から入った小道のことをソイと言い、タイではそうした小道に「ソイ6」とか「ソイカウボーイ」とか「ソイブッカオ」など数字や名前がついているぞ!
そして、ソイ6は、ビーチロードとセカンドロードを繋ぐ小道(ソイ)のひとつ。
その通りには、無数のバービアがあり、そのほとんどが、男を虜にする奈落への入り口になっているぞ!
バービアというのは、まあ、いわゆるビアバーだ。
基本的にはビアバーだが、ゴーゴーバーのように店の女の子を連れ出したり、お店の奥であんなことやこんなことをしたり……
まあつまりアレだ……詳しくは各自でググってください!
そんな悪名高きソイ6に足を踏み入れた僕を待っていたのは……
数えきれないほどの、バービアの女性たち!
通りにズラーッと並んだバービアの前に、水着姿の女の子たち無数に群がっているのです……。
容姿が良いとか悪いとか、若いとか若くないとか、グラマーだとかそうでもないとか、そんな冷静さがぶっ飛ぶほどに、女、女、女、女、女……女たちが待ち構えているのです!
そして、店先で通りを歩く男に声をかけたり、強引に手を引いたり、通りに向いたカウンターで化粧をしていたり、ご飯を食べていたり、スマホをいじっていたり……。
そんな、ウブな少女のような吐息が思わず漏れてしまうほど、想像を絶する光景なのです。
そして、その通りを進んでいけば……
そのうえ、少しでも目が合うと、ニコッと笑って誘うのです。
こんなところにいたら、いったいどんなことになってしまうのか……戦々恐々としながら、通りを進んでいきます……。
数え切れないほどの女の子たちからの視線にどうにも落ち着かない心持ちのまま、そして、次から次へ現れる女の子たちの誘いを振り払いながら……。
そうして……
なんとかかんとか、ビーチロードまで歩き切ることに成功!
さきほどマッサージでほぐした体も、いつの間にやら、緊張のあまりガッチガチになってしまいました。
海沿いのバーで夕陽を眺める
弱っちい僕は、マッサージ店に続いてソイ6で浴びることとなった強烈なパタヤの洗礼にノックアウトされてしまいました……。
そこで、なんとか平常心を取り戻すため、ビーチロードをやって来たソンテウに乗車!
そう思って、ヒルトン・パタヤあたりまで移動し、近くにあったオープンテラスのカフェバーへ避難することになりました。
未だ冷めやらぬ興奮のなか、そんな感慨を抱きながら冷たいビールでクールダウンです。
そうして……
夕景に染まる海を眺めながら、ビールを飲んでいると、いつしか、頭も体もフワフワと脱力してきました。
目の前には、ビーチが広がり、世界各国から訪れた観光客が歩いています。
そして、僕はたったひとりで、誰も知らない街でビールを飲んでいる……。
どこまでもお気楽な観光客である僕は、うっとりとそんな想いにひたりながら、なんとも心地のよい時間を過ごしたのでした……。
(つづく)
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