さて、そんなこんなで、ついにタイ旅行へとやって来た僕とあひる君。
2018年6月のことです。
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はじめてタイ旅行に行った男(2)アユタヤで命の危機!?
タイに到着!
6月某日・午後。
成田空港を早朝に出発したエアアジアで、タイのドンムアン空港へと降り立った僕たちの前に最初に立ちはだかったのが、どうやって宿泊するホテルまで移動するか? という問題です。
というあひる君の情報にビクビクしながら、入国審査を終えた僕は、空港を出るとあたりをキョロキョロ。怪しいタクシー運転手たちが群がってくるんじゃないかと身構えます。
すると、あひる君が颯爽と歩き出しながら言いました。
あひる君に促されて向かったのは……空港前にあるバス停!
というわけで、空港発のバスに30分ほど揺られていると、とある駅に到着しました。
どうやらそこが終点らしく、乗客がみんな降りて行きます。
なんだかよくわかりませんが、あひる君は、まるではじめてのタイ旅行とは思えないほど確信めいた口調と足取りで僕を先導して行きます。
と、あひる君が差し出したのは、スマホでした。
もちろん僕も普段からスマホを使っているとはいえ、「ドンムアン空港からバンコク市内に移動する方法」などという情報が、インターネットにゴロゴロ転がっているとは、それまで考えたこともありませんでした。
そう言い切るあひる君の姿は、もはや神々しさすら感じさせ、思わず僕はつぶやきました。
もはや、あひる君などという気軽な愛称ではなく、あひる師匠と敬意を込めてその名を呼ぶことにしなければいけない。
僕は、そう心に誓ったのでした。
電車に乗ってアユタヤへ!
インターネットを駆使したあひる師匠の正確無比なアテンドにより、無事にホテルへと到着した僕たちは、バンコクが想像以上にパワフルで現代的な国際都市であることに驚愕しながらも、その翌日からタイ観光を満喫することになったのでした。
まず僕たちがどこへ向かったかというと……
アユタヤです!
もはや、カーナビか!というくらい快適なあひる師匠のアテンドで、僕たちはサクサクとアユタヤへ向かいました。
まずは、ホテルの最寄り駅から地下鉄に乗り、30分ほどで乗り換え。
今度は、ローカルな鈍行列車で1時間少し揺られていると……
やって来ました、アユタヤ駅!
そこから渡し船で川を渡って、その先にあったレンタルサイクル屋で自転車を借りて、えっさほいさと自転車を漕ぎながら、アユタヤの寺を回ったのです。
寺を回っている道中、雑学に詳しいあひる師匠がしきりに話を聞かせてくれます。
なんか、いろいろ話してくれたんですけど、いかんせん、僕はまったく興味がなかったんですよ。
そんな相槌をうちながらも、ほとんどあひる師匠の話は僕の頭に入ってこなかったのでした……。
アユタヤ観光で、まさかの命の危機!
まあ、そんな感じでアユタヤ観光を楽しんだ僕たちは、昼食を食べたあと自転車を返却し、バンコクへと戻ることにしました。
そういって、やはりスマホ片手に先導してくれるあひる師匠。
ところが、その後ろ姿がどことなく元気がないように感じます。
そうです。
あひる師匠は、どうやら熱中症になりかかっているようなのです!
それもそのはず、ただでさえ暑いタイの日差しは強烈で、歩いているだけでも汗が噴き出してくるのですが、その日は朝からドピーカン! ほとんど日陰のないアユタヤは、息苦しいほどの暑さだったのです!
さらにそんななか、あひる師匠は、帽子もかぶらずに自転車を漕いで汗まみれになっていたのですから、熱中症になっても不思議はありません。
あひる師匠がそう言って入って行ったのは、近くにあったセブンイレブンです。
タイには、ほんと至るところにセブンイレブンがあって、とっても便利なのです。
しかも、店内はこれでもかってくらい冷房が効いています。
ペットボトルのお水は、7バーツくらいです。
(現在のレートは、1バーツ=約3.5円。なので、24.5円くらいです。)
そんなわけで、しばらくすると、火照った体を冷房で落ち着かせたあひる師匠が、アイスクリーム片手に元気よく店から出てきました。
さきほどまで死にそうな顔をしていたのに、すっかり笑顔でアイスを頬張っています。
ほんとうに大丈夫なんでしょうか? というか、バファリンはたらふく飲むものなのでしょうか?
いろいろ疑問を感じながらも、あひる師匠の体調が回復したことを喜びながら、僕たちはロットゥーに乗ってバンコクに戻ったのでした……。
(つづく)
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