昨年(2018年)のタイ旅行で、すっかりタイに魅了された僕は、今年(2019年)「人生初の海外ひとり旅」として、再びタイに行くことを決意したのでした……。
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はじめての海外ひとり旅・旅に行きたくなる本5選!
オススメの本を紹介する前に……
「人生初の海外ひとり旅」と書きましたが、すいません、厳密に言うとちょっと違うんです……。
僕がはじめて海外に行ったのは韓国でした。
2010年、アシアナ国際短編映画祭のインターナショナル・コンペティション部門に、監督をした短編映画『きみは僕の未来』が参加することになり、ひとりで韓国へと向かったのです。
そう、厳密に言えばそのときが「人生初の海外ひとり旅」だったのです。
けれど、その旅は、そもそも航空券からホテルの手配まで僕はなにひとつしていないですし、飛行機が韓国の金浦空港に到着し入国したところからずっとアテンドの方が着いてくれて、期間中ずっと面倒を見てもらったのでした。
手厚いアテンドの快適さと、まだ大学生なのに韓国語・日本語・英語を使いこなす優秀なアテンドの若者たちの姿に圧倒されつつ、感動しながら数日間の楽しい韓国滞在を過ごしたのです。
その経験で僕は韓国が大好きになりましたし、優秀な韓国の若者を尊敬するようになりました。
とても貴重な体験でした。
けれど、そんな手厚い旅は、「海外ひとり旅」のカウントに入れるわけにはいきません!
あんなに快適な旅をカウントしてたまるか!
ということで、誰がなんと言おうと今回が堂々たる「人生初の海外ひとり旅」なのです。
40歳過ぎてはじめての完全なる娯楽としての海外旅行です。
とはいえ、ぶっちゃけて言ってしまえば、ひとり旅なんてなにが楽しいのやら検討もつきません。
そんな懸念が頭をもたげますが……、
いやいや、やってみないとわからないじゃないの!
とにかく行動あるのみ!
行ってみたら、少しは楽しさもわかるかもしれません。
それに、なにはなくとも、タイの暑さをもう1度この肌に感じたいという強烈な熱望があるのです。
そんなわけで、僕は旅の準備に取り掛かることになったのでした……。
読書で「旅に向けた気持ち作り」!
旅の準備といえば、まずはなによりも「気持ち作り」が大切でしょう!
というわけで、「はじめての海外ひとり旅」へ向けて気持ちを高ぶらせるため、僕は何冊かの本を手に取ることになったのでした……。
旅に行きたくなるオススメ本5選!
『舞台』西加奈子
おすすめポイント
はじめての海外ひとり旅でニューヨークにやって来た自意識過剰な青年が、さまざまなトラブルに出会いながら人生を見つめ直す……。
オススメされて手に取ったこの本。西加奈子さんの小説ははじめて読みましたが、面白いですね!
小説が苦手な人でもきっと楽しく読める一冊です。オススメ!
『元職員』吉田修一
おすすめポイント
たくさん読んでいる吉田修一さんの著作ですが、この小説は最近まで知りませんでした。
「元職員」というタイトルが示唆しているように、ある秘密を抱えた男が、タイ・バンコクへの旅行を機に自らの人生と向き合う……という問題作。
けっして読後感のいい作品ではないですが、読み応えのある一作です。
タイの描写も読み応えあり。オススメです!
『深夜特急』沢木耕太郎
おすすめポイント
若いころにはまるで興味がなかった「自分探し」「海外ひとり旅」ですが、その代名詞のようなイメージだった本作(文庫は全6巻)。
なにげなく手に取ってみたら、なるほど面白くて一気に読めてしまいました。
香港・マカオからはじまり、東南アジアを経由して、インド、トルコ、そしてヨーロッパへ。読むほどに、自分も旅に出たくなる本ですね。
僕は食わず嫌いでしたが、たしかにこれは若いうちに読むべき本だと思います。
10代の方には特にオススメです!
『全東洋街道』藤原新也
おすすめポイント
こちらは、ヨーロッパからアジアへと辿る旅の記録を、写真と詩的な文章で綴ったもの(上下巻)。
正直、読みはじめてしばらくは「なんて読みにくい文章なんだ」と感じましたが、読み進めるうちにその文章のなんともいえない魅力にどっぷりハマりました。
少し古い本ですが、興味のある方はぜひ!
『バンコクナイツ 潜行一千里』空族(富田克也&相澤虎之助)
おすすめポイント
バンコクとインドシナ半島を舞台にした傑作映画『バンコクナイツ』の制作経緯を描いた驚愕のドキュメントです。
少しでも映画制作に関わったことがある人ならば、ここで描かれた制作陣の圧倒的なエネルギーには度肝を抜かれるはず!
映画と合わせてオススメです!
まとめ
以上、僕が「はじめての海外ひとり旅」に向けて読んだ本のなかから、オススメのものを5冊選んでみました!
読書でしっかりと「旅に向けた気持ち作り」をした僕は、続いて具体的な準備をはじめることになったのでした……。
(つづく)
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