でも、自分自身はそれほど格差社会を実感できていません。
ニュースや報道が煽る「格差社会」って、いったいどういうことですか?
今回は、そんな疑問にお答えしたいと思います。
とはいえ、僕は社会学者ではありませんから、ぶっちゃけそうした格差の実態を詳しく解説することはできません。
というわけで、今回も僕が得意な映画をご紹介することで、「格差社会の実態を想像する」ために有益な情報をお届けさせていただきます!
こんな方におすすめ
- 格差社会の実態を学びたい方
- Amazonプライムで、面白い映画が観たい方
格差社会の原因とは!?アマゾンプライム映画で学ぶ【おすすめ洋画】
今回ご紹介するのは、こちらの2作品。
『クレイジー・リッチ!』|シンガポールを舞台に描かれる大ヒット・ラブコメディ。超リッチなアジア人の生態が垣間見られます。
『家族を想うとき』|イギリスを舞台に描かれるリアルで痛々しいヒューマンドラマ。過酷な労働にあえぐ家族の姿が胸に迫ります。
お金持ちの生態を描いた『クレイジー・リッチ!』と、日々の労働に追われながらも家族を守ろうとする人々に寄り添った『家族を想うとき』。
まるで違う物語が描かれた2作ですが……どちらも同じこの現実で起きていることです。
それでは、さっそくそれぞれの作品内容を見ていきましょう!
『クレイジー・リッチ!』
まずご紹介するのは、2018年に公開された映画『クレイジー・リッチ!』。
出演は、コンスタンス・ウー、ヘンリー・ゴールディング、ジェンマ・チャン、リサ・ルー、オークワフィナ、ハリー・シャム・Jr、ケン・チョン、ミシェル・ヨー、ソノヤ・ミズノ、など。
あらすじ
ニューヨークで暮らすアジア系アメリカ人のレイチェルは、「親友の結婚式に出席する」という恋人・ニックとともにシンガポールへと向かうことに……。
出発当日、「はじめてのアジア旅行」に期待と緊張を感じるレイチェルが空港で案内されたのは、なんとファーストクラス!
じつは、ニックはシンガポールの超有名な不動産王の御曹司だったのだ……!?
驚きとともにシンガポールに到着したレイチェルは、やがて、ふたりの交際を快く思っていないニックの母親や親族一同、さらには元カノとも対立することになってしまって……!?
おすすめポイント
シンガポールを舞台に、とんでもなく裕福な一族の御曹司との恋愛・結婚問題を描いた本作で、なにはともあれ特筆すべきなのは、その驚くほどのきらびやかさです!
アジアのお金持ちの生態を描くわけですから、当然それだけ大きな予算が必要になるのは当然なんですが……マリーナベイ・サンズに代表される華やかなシンガポールの姿と、とんでもなく大きな予算をかけたシーンの数々には、思わず唖然とさせられるほど(笑)
そして一方、その作品内容といえば……土台になっているのは、昔ながらのシンデレラストーリーです。
物語の展開自体は、あらかじめイメージできる通りのものですから、大きな驚きや感動はないかもしれません。
それでも本作が必見作である理由は、アジア系の俳優が主演し、シンガポールを舞台にした映画が、ハリウッドの大資本のなかで作られて大ヒットを記録したという事実です。
つねに世界の経済状況が興味深いカタチで反映されるハリウッド映画ですが、アジア系の俳優が主演を務めた大ヒット作が生まれた……という、まさにエポックメイキングな一作が、この『クレイジー・リッチ』なんです。
2000年代に入ってから、ハリウッド映画にはこうした面白い変化が目につくようになってきました。
昔は、白人男性と白人女性のカップルしか登場しなかった王道のハリウッド映画の主演やヒロインを、いまではさまざまな人種の俳優が演じるようになったという事実は、「多様性」を重視するようになった時代の象徴ともいえるでしょうし、利益の最大化のためには白人だけではない観客に向けた映画作りが重要になってきた、ともいえるでしょう。
まさに、残酷な経済格差の姿をまざまざと見せつけられる思いがします。
そんなところにも注目しながら映画をご覧になるのも、オススメです!
映画を観る
『家族を想うとき』
おすすめ作品のもう一作は、2019年に公開された映画『家族を想うとき』。
監督は、イギリスの巨匠ケン・ローチです。
出演は、クリス・ヒッチェン、デビー・ハニーウッド、リス・ストーン、ケイティ・プロクター、など。
あらすじ
イギリス・ニューカッスル──。
フランチャイズの宅配ドライバー・リッキーは、時間に追われる過酷な仕事をしながら、念願のマイホーム購入をかなえるため懸命に働いていた……。
一方、そんな夫をサポートする妻・アビーも、パートタイムの介護福祉士として時間外まで1日中働く日々。
いくつものストレスを抱えながら、「家族の幸せのため」に働く夫婦だったが、いつしか家族が一緒に過ごす時間はなくなり、高校生の息子・セブと小学生の娘・ライザは寂しさを募らせてゆく……。
するとそんなある日、リッキーがある事件に巻き込まれてしまって……!?
おすすめポイント
第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された本作。
現代的な労働問題に直面しながらも懸命に生きるひとつの家族の物語がリアリティたっぷりに描かれます。
明確な悪人がいないリアルな物語のなかで、日々をただ懸命に生きようとする家族が、まるで低温火傷のようにじわじわと傷つき、希望を失っていく……。
思わず「もうやめて」と思わされますが、同時にけっして目を背けてはいけないとも思わされます。
「自己責任」という社会的な抑圧のなかで生きていけば、誰もが簡単にこの家族のような状況に追い込まれていく可能性がある……という、けっして他人事ではない痛みが切実に迫ってくる必見作です!
おすすめ!
映画を観る
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、「格差社会の実態を想像する」ために役立つと思える2作品をご紹介させていただきました!
『クレイジーリッチ』で描かれる物語と、『家族を想うとき』が描く物語は、まるで同じ世界の出来事だとは思えないほど、かけ離れています。
けれど、もちろんこのふたつの映画は、それぞれ同じ世界の別の側面を切り取っただけで、いままさに世界のどこかで同時に起きていること。
そして、今後ますますこうした格差社会は拡大していくのです。
そうしたことを考えるきっかけにもなる映画体験になるはず!
おすすめ!
というわけで、今回は以上「格差社会の原因とは!?アマゾンプライム映画で学ぶ【おすすめ洋画】」でした!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた!
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